―【島根県大田市】岡富商店
こんにちは!
旅する久世福e商店のたけまえです。
ここ最近、干物にハマっている私。
基本、魚料理は面倒と思うタイプで、
これまで自炊はお肉料理に偏り気味だったのですが…
日持ちするし、下処理いらないし、焼くだけだし、そんでもっておいしい。
魚の干物って便利じゃん!ということに、ようやく気が付きました。
さあもうお分かりですね?
今回の主役は、「干物」
“チョイスが地味?”と思った方もいるかもしれませんが・・
そんなことは言わせませんっ!
なんてったって、全国でも珍しい「天然大あなごの一夜干し」が味わえるのだから✨
ということで、
今回お取り寄せ先に選んだのは、島根県大田市の「岡富(おかとみ)商店」さん。
たびふくスタッフのとどさんが現地を訪れたときに、岡富商店さんのあなごを食べたそうなのですが、それが本当においしかったとのことで・・
そりゃ試すしかない!
昭和25年創業の岡富商店さんがこだわり続けているのは、地元島根県産の「一日漁」で獲れた魚を使った干物づくり。
一日漁とは、早朝に漁へ出て、その日のうちに魚を水揚げすること。
一般的な沖合漁業が3日~1週間ほど海の上で漁をするので、船内に何日も保存されているのに対して、一日漁で獲れた魚はまさに新鮮そのもの!鮮魚としても最上ランクなのです。
さらに、この一日漁を行っている漁港は、全国に数か所しかなく、とても珍しいのだとか。
この貴重で、お刺身にしても極上の魚を、”あえて”一夜干しにしているのが岡富商店さん。
長年培った匠の技で魚を厳選し、鮮度を保ちながら、上質な干物を造りつづけています。
今回注文したのはこちら▼
「島根県沖」あなご&3種ひもの詰合せ
税込価格: 3,996 円
岡富商店さんイチ押し!
そして、うれしい送料込みです。
・・・数日後・・・
冷凍で届きました!
梅結びの水引がプリントされた箱。
ステキ・・!
このまま贈り物にも使えるデザインですね。
裏側はこんな感じ。
岡富商店のこと
干物の調理方法や保存方法も確認できます。
いざ、オープ~~ン!
お!こんなところに波模様が。
箱一つも細部までこだわっていて、これまたステキ。
一緒に入っていたリーフレットには、
岡富商店さんの干物の紹介やより詳しい調理方法・保存方法が載っています。
さて、本題の干物たち。
天女の羽衣(あなご一夜干し)・のどぐろ×2尾・はたはた×5尾・あじ×2尾
の詰め合わせです。
この干物セットの主役が、こちら!
“天女の羽衣”
なんだか神秘的な名前ですね。
あなごの水揚げ量、全国1・2位を争う島根県。
中でも、大田市の天然大穴子は白くて、ふっくらやわらかい身が特長です。
古くから語り継がれている「羽衣伝説」に登場する 「天女の羽衣」のように美しいことから、この名前が付けられたそうですよ。
実はこのあなご、箱のサイズの関係で半分に折りたたまれているのですが、
じゃん!
広げるとこんな感じ。
じゃん!
私の片腕とほぼ同じ長さです!
江戸前で好まれる“めそ”と呼ばれる35cm以下のあなごと違い、丸々と太った大あなごは、なんと1本約50cm。
さすが、天然大あなご!!!
まさかあなごと勝負する日が来るとは。
ここにあなごの頭もあったら、私はきっと負けてますよね。
恐るべし、天然大あなご!!!
そして、新商品をぜひ試してほしい!と岡富商店さんが送ってくださったのが
「天女の羽衣 あなごの蒲焼き」
色白と色黒のあなごコンビ。
こうやって並べると仲良し夫婦みたいですね。
こちらの蒲焼きも、後ほど実食したいと思います。
それでは早速、干物たちを調理していきましょう。
一緒に届いたリーフレットを読んでみると、
ふむふむ。
今回頼んだものは、どれも素焼きにして食べるのがおすすめみたいですね。
あなごは、天ぷら、お吸い物、ちらし寿司にしても◎
ここはやっぱり、おすすめ通りの食べ方で試したい。
あなごの一夜干しは、半分は素焼きに、もう半分は天ぷらに決定!
ここで素焼きするときのポイント!
身の厚いものは半解凍しておくと良いようです。
今回のセットは、特に身の厚いものは無さそうなので、冷凍のまま焼いていきます。
まずは、のどぐろ!
あれ?皮と身、どっちから焼くんだっけ?
焼く直前、ふとそんな話に。
そういえば今まで、あまり考えずに焼いていたな~・・・
家の魚焼きグリルで焼くときは、なんとなく身を上にして焼いていたけど・・
心配になったので「干物 焼き方」で調べてみると、
“お皿に盛る時、身が上になるので身から焼く”というのもあれば、“皮から焼く”という情報もあって、初っ端からプチ混乱!笑
ですが、焼き方もリーフレットにちゃんと書いてありました。
説明の通り、皮から焼くことにします。
フライパン・網焼きの場合は皮を下にして、
魚焼きグリル(上火)の場合は、身を下にして焼きます。
今回は網焼きと、手軽に調理できるフライパンで試すことに。
まずは網焼きで、弱火~中火で焼いていきます。
焼き始めてしばらくすると、
じゅ〜~~~・・ぱちぱちぱち。
身から出る脂が焼ける音、
そして香ばしい香り。
どんどん食欲をかきたてられます。
どうかな、焼けたかな?
あ!こんがりと焦げ目がついてきました。
あとはひっくり返して身を軽く焙ればOKです。
フライパンで焼く場合はクッキングシートを引いて、高温・中火で焼きます。
こちらも、皮に焦げ目が付いてきたらひっくり返して
身を軽く焼けば完成です!
網焼きは、じっくりと焼き上げる分、全体に綺麗に焼き色が広がります。
フライパンは焼き時間が短く、フタをすればより早く火がとおるので、こちらは時短調理向け。ご家庭にあるフライパンで簡単にできるのも嬉しいポイントです。
もちろん魚焼きグリルでもOKなので、お好きな焼き方で試してみてください!
残りのあじ、はたはたも同じように焼いていきます。
どれも最高の焼き上がり。
ふぅ~!テンション上がる~!!
さて、いよいよ穴子の出番です。
しばらくして、溢れ出る脂!!!
じゅ~~~~~
ずっと聞いていられる、癒しの音。
は~おいしそう・・!
皮が反ってしまうけど、これはこれで味がありますね。
はい!!あなご&3種の干物が揃いました。
焼きたて熱々のうちに、いただきまーす!
まずは「あじ」
干物と言えばあじの開きですが、お味はどうでしょう。
・・・おいしい!!
落ち着く味わいでありながら、少し上品さも兼ね備えているような。
(うまく説明できなくて、ごめんなさい)
とにかく、普段食べるあじの開きに比べて、断然、脂のノリがいいです!
ほぐした身は、こんな感じにアレンジも。
刻んだたまねぎ・みょうがを加え、マヨネーズで和えたものをバゲットにのせて、大葉をトッピング。
あっという間に、おしゃれなおつまみになります。
お次は「はたはた」
噛んだ瞬間に、身がはじける!
そのくらい、つるっと、ぷりぷり食感です。
はたはたがこんなにおいしかったとは・・新発見!
これは、お酒の肴にもってこいですね。
お酒がなくても、パクパク食べられちゃいます。
お次は「のどぐろ」
島根県の特産でもある高級魚です。
特に島根のノドグロは、脂のノリが良いことが特長だそうで…
食べてみると、うん、納得。
ほんのり甘味のある脂と身の塩気が絶妙・・!
普段なかなか食べられない、特別感も味わえます。
さて、お目当ての「あなご一夜干し」
新鮮で丸々と太ったあなごを一夜干にしているだけあって、焼き上がりの身が厚い!
一口食べると、皮のパリッとした食感とともに広がる香ばしさ。
弾力のある身から、噛むほどに旨みがあふれ出してきます。
塩のみで仕上げたシンプルな味付けですが、これで十分おいしい!
ギュッと凝縮されたような、あなごの旨味がたまりません。
素焼きだけで満足できることは間違いないですが、ここは色んな味の組み合わせも楽しみたいところ。
ゆずこしょう、わさび、ポン酢 をそれぞれ合わせてみることにしました。
ピリッと爽やかなアクセントのゆずこしょう
定番のポン酢+大根おろし
どれもおいしいですが、
一番のおすすめは「わさび」との組み合わせ。
ツンと鼻に抜ける、わさびの上品な風味が
あなごそのものの味わいをより引き立ててくれます。
岡富商店さんの干物は、保存料・着色料・酸化防止剤などは一切使用せず、塩のみで仕上げたもの。
決め手の塩は、魚の種類によって「天日塩」と「並塩」の2種類を使い分け、低塩度の冷水にじっくり一昼夜漬込む「低塩熟成製法」でつくります。
これによって、一日漁の新鮮な魚の旨味を極限まで引き出すことができるのだそうです!
こだわりを知ると、より一層、このおいしさに納得がいきますよ。
あなご、まだまだいきまーーーす!
残していた半身を、天ぷらに。
食べやすい大きさにカットして、衣に浸して、
そっと油の中へ。
皮が反って丸まりやすいので、軽く押さえながら揚げています。
カラッと綺麗な色に揚がりました!
ちょっとアレンジして、一つは大葉を巻いて天ぷらに。
サクサクの衣の中に、ジューシーなあなご。
もとは一夜干しなので塩気もちょうど良く、何もつけずともおいしい!
は~~~幸せ。
さて、お待たせしました。
今回のもう一つの主役と言えるでしょう、あなごのかば焼き!
こちらは6月に発売したばかりの新商品です。
※あなごの蒲焼き2尾のセット、あなご一夜干とのセットで販売中!
沸騰したお湯で3分くらい温めて・・・
(袋から取り出してレンジで温めてもOK)
真っ白なごはんの上へ!
どーーーーん!!!
圧巻のサイズ!ボリューム!!
いいですか皆さん。
これ、半身だけです。まだ全部のってませんよ!
半分に切って、
残りの半身を
どーーーーーーーん!!!!!
どんぶりもごはんも、ほとんど隠れちゃいました。
一人で食べるには贅沢すぎる量ですね。笑
これは、3人くらいで分けて食べるのがちょうど良さそうです。
もう少し食べやすく、お上品に盛り付けることにしましょう。
ちょっと深めのお皿に、ごはんと食べやすく切り分けたあなごを盛り付けて、付属の蒲焼きのタレと山椒をかけます。
最後に大葉を添えて、
穴子丼、いただきます!
タレがよ~く染み込んだあなご、身もとってもやわらかくておいしい!
そして、ごはんが進んで仕方ない。
いつも通りの白米なのに、ごはんまで上質な味わいにさせてくれる・・・
あなごの蒲焼きの相乗効果、すごい。
この贅沢な気分をおうちで味わえるなんて、本当に感謝したいです。
岡富商店さん、そしてあなごに心から拍手を送ります!
最後に、
たびふくでの取り扱いはまだありませんが、岡富商店さんには、珍味もございます!
おしゃれで洗練されたパッケージに、思わず心を奪われるのですが…
一つひとつの名前もユニークなのです。
白いかロール「婿殿の袴」
なるほど・・!
この形が、お婿さんの袴に見えるってことか。
こちらは、スルメイカロール「プリンスのタキシード」
パッケージのイラストと見比べると、
あ~なるほど!その形に見えてきますね。笑
こちらは、白いかの耳 ピリ辛おつまみ「ナポレオンの帽子」
どれもソフトで食べやすく、
いかの旨味+シンプルな味付けで、無限に食べれてしまいそう。
いつか、たびふくでも販売されることを心待ちにしています!
<2022年6月追記>
こちらの商品が販売開始となりました!
セット内容は上で紹介した商品を含む、5種類です!
・ふぐみりん干「フクの根付」
・えいみりん干「三瓶の裾野」
・白いかロール「婿殿の袴」
・白いか耳のピリ辛おつまみ「ナポレオンの帽子」
・するめいかロール「プリンスのタキシード」
可愛い化粧箱に入っていて贈り物に最適です。父の日のプレゼントにもオススメ!
島根県沖の一日漁の魚を使ったこだわりの干物。
魚と塩のみで仕上げたシンプルな味わいながら、どれも脂がのっていて、あふれ出る素材の旨みが格別でした!
普段の食事の一品に、晩酌のおつまみに、贈り物に。
ぜひこの機会にお試しください。
【送料込み】
「島根県沖」あなご&3種ひもの詰合せ
税込価格: 3,996 円
【送料込み】
~天女の羽衣~あなごの蒲焼きとあなご一夜干
税込価格: 5,400 円
※岡富商店さんの干物セットは、どれも送料込みです!種類、組み合わせもたくさんあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。