―【岡山県真庭市】
―【奈良県大和郡山市】
―【高知県いの町】
今月の食べてみた ジェラート醍醐桜 三木豆腐 Made in 土佐 高知アイス
久世福e商店へようこそ。スタッフの*kanai*です。
前回の和三盆の記事、たくさんの方にお読みいただき、ありがとうございました。日増しに暑さも本格化してきて、いよいよ夏本番ですね。
夏とくれば、やっぱり食べたいのがおいしいアイス!
今回は夏本番を控え、複数のご当地アイスをご紹介することに!たびふくのサイト内で、アイスやジェラートの販売店舗は7店舗(2021年6月現在)あります。
…数日後…
7社全部食べたかったのですが、ぐっと我慢をして、3社に絞り込みました!どこのアイスが出てくるかはお楽しみ。それでは1社ずつ、ご紹介いたします!
まずはこちら。届いた箱には、かわいい牛と桜のイラストの掛け紙がかかっていますね。
1社目は岡山県真庭市のジェラート醍醐桜(だいござくら)さん!
醍醐桜さんは、ジャージー牛の飼育頭数日本トップクラスを誇る酪農家さんです。自社で大切に飼育したジャージー牛の搾りたてミルクを使った、濃厚でありながら後味のすっきりしたジェラートづくりをされています。ミルク以外に使用する原料も、岡山県産を中心に厳選し、素材本来の味を活かすことを大切にしていらっしゃるそうです。
今回注文したのは…
【セット内容】
・恋するジャージーPremiumゴールデンミルク×2個
・恋するジャージーPremium黒文字×2個
・恋するジャージーPremiumピオーネ×2個
・恋するジャージーPremium今井農園のおかやま清水白桃×2個
「恋するジャージーPremiumシリーズから、岡山らしいフレーバーを集めたセット」です!このプレミアムシリーズは、岡山産まれ、岡山育ちのジャージー牛が、岡山県産の素敵な食材に恋をして生まれた、というコンセプトのようです。ロマンチックですよね。
素敵なパンフレットも入っていて、ジャージー牛への愛情や、おいしいジェラートに対するこだわりを感じます。
パッケージのイラストも、色鉛筆で描かれているのでしょうか?淡いタッチがとてもかわいらしく、「恋するジャージー」という商品名のイメージにぴったりです。
さぁ、目でも十二分に楽しんだところで、実食といきましょう!
まずは「ゴールデンミルク」から…
贅沢に、たっぷりすくって…いただきます!
口に入れたとたんに、ミルクの濃厚な甘み、香りが広がっていきます。
《やっぱりミルクのジェラートっておいしいな~》
ん…?
もうひと口食べようとしたときに、同梱されていたリーフレットに、大事なことが書いてあるのに気が付きました。柔らかくなってから、空気を含ませるように練ってから食べる…
ジェラートがあまりにもおいしそうだったもので、すっかり見落としていました!ちょうど少し柔らかくなってきていたので、書いてある通りにジェラートを練り練り。
ふわっとして、お店で食べるジェラートみたいに!食べてみると、口溶けが滑らかになったことで、ミルクの味もよりダイレクトに感じます!後味は、本当にすっきり。
みるくみるくみるく…少しずつ口からその味がなくなっていく余韻までおいしいです。
続いて、楽しみにしていた「黒文字」。
皆さんクロモジというと、ちょっと高級な和菓子についてくる太い爪楊枝をイメージしませんか?クロモジは、クスノキ科の木で、葉・樹皮・木部のいずれからも強い芳香を放つのが特徴です。最近はクロモジ茶もたまに目にしますね。醍醐桜さんの「黒文字」は、枝葉を焙煎したものを使用しているそうです。
スプーンですくうと、口に入れる前から、濃いアールグレイのような、とっても華やかな香りがしました。そのまま食べても黒文字のいい香りが鼻に抜けていきますが、やはり練って食べると香りの広がり方が全然違います。ちょっと大人な味。おいしい~!
2019年ジェラートワールドツアージャパン日本選手権横浜大会で第3位を獲得しただけあって、さすがのおいしさです!
続いては「ピオーネ」!
こちらもしっかりと練ってからいただきます。練っていくと、もったり、ふんわりとして、甘いぶどうの香りも漂ってきます。もちろん無香料、皮と実を丁寧に分けるという、手間のかかった作り方だからこそ、ピオーネそのものの香りがしっかりと生きているんですね。
無着色なので色は淡いですが、原料の約50%を岡山県産のピオーネが占めているとあって、ぶどうの味がしっかり感じられ、ミルクの甘みもちょうどいいバランスです。
最後は「今井農園のおかやま清水白桃」。
清水白桃は、「桃の女王」ともいわれる高級品種!その乳白色の美しい見た目と、酸味が少なく、上品な甘さが特徴だそうです。醍醐桜さんでは、岡山県一宮地区でこの清水白桃を6代にわたって生産している今井農園さんのものだけを使用しています。
はー…この優しい黄色と、ちょっと桃の繊維が残っているような感じ。見た目からしておいしいですよね。
しっかりと練って、いただきます。
ぱくっ
上品でありながら、豊かな桃の香りがふわーっと口いっぱいに広がります。こちらはなんと、原料の80%が白桃!4種類の中で一番シャーベットに近いのですが、ちょうどよくミルクが入っていることによって、滑らかな口当たりで、品のある桃の味が贅沢に堪能できます。
《おいしかった~!幸せ~!!!》
続いては、奈良県大和郡山市の三木豆腐さんの豆乳ジェラート。
段ボールから出してみると、なんて、なんておしゃれな包みでしょう…!発泡スチロールの箱とは思えない、スマートで、洗練されたデザイン。贈り物にもぴったりです。
左:大和大鉄砲
右:一般的な大豆
三木豆腐さんは、1948年創業の歴史あるお豆腐屋さん。奈良県の農家が主に自家用として育てていた「大鉄砲」と呼ばれる大粒の在来大豆を守りたいという思いから、「大和大鉄砲」という商標を取得し、農家さんとともに栽培面積を増やしながら、豆腐作りをしています。
そんな「大和大鉄砲」の豆乳で作ったジェラートをお取り寄せしました。
▲大鉄砲豆乳ジェラート Soymilk Gelato:2,462円(税込)
【セット内容】
・特濃豆乳 100ml×3個
・大和抹茶 100ml×3個
お味は豆乳と抹茶の2種類です。
まずは、豆乳から。
《そういえば、豆乳のアイスって初めて食べるな…》
ぱくり。
おぉ…!思った以上に豆乳、というか、豆腐のお味です…!おいしいお豆腐って、大豆の甘みがしっかりありますよね。それをそのまんまジェラートにしたという感じです。
私、豆腐大好き、豆乳はお料理によく使う、納豆も大好物、という大豆ラバーですが、豆乳をそのまま飲むのは苦手なんです。でもこのジェラートは、おいしいお豆腐を冷たくして食べているような感じで、ぱくぱくと食べられちゃいます。
ここで、たびふくの旅人、とどさんより「醤油を少しかけて食べるとおいしいんですよ! 」という情報が!これは試さずにはいられません。
食べてみると…
おいしい!個人的には醤油アリの方が好きかもしれません。甘じょっぱいこの感じ、やみつきになります!!
続いて大和抹茶。
こちらは、抹茶の味が前面に来るのかと思いきや、豆乳の味が負けていません!さすが、お豆腐屋さんの豆乳ジェラート!豆乳の甘みと、抹茶の苦みが、バランスよく調和しています。
そしてここで速報です!
このジェラートに使われている大鉄砲豆乳は、6月20日に開催された農林水産省主催の料理マスターズ認定コンテストで、「料理マスターズブランド」に認定されたそうです!おめでとうございます✨(コンテストのページはこちら)
さて、いよいよ最後です!最後は、高知県いの町の高知アイスさん。
側面のロゴ入りテープがかわいいですね。
高知アイスさんは、「Made in土佐」をコンセプトに、高知の豊かな自然環境で育まれたおいしい素材を使って、シャーベット、アイスクリーム、ドリンクなどを作っておられます。地域の素材を活かした商品をお届けして、生産者さんとお客様の喜びに、そして地域の活性化につなげたいとの願いがあるそうです。
注文したのは、
【セット内容】
・ゆず×2個
・文旦×2個
・ぽんかん×2個
・いのいちご×1個
・土佐ジローのタマゴを使った濃厚なバニラ×1個
・池川せん茶×1個
・天日塩×1個
種類がいっぱい!なんと、7種類10個入り!これで2,800円は嬉しいお値段✨家族や親せきが集まった時に用意しておくのもいいですね。
溶けてしまわないうちに、どんどん食べましょう!
まずは、ゆず(シャーベット)から。
蓋を開けると、フィルムの内蓋があるので、はがして…
小さいですが、ゆず果皮のつぶつぶがありますね。いざ、スプーン入刀!
食べてみると…
ゆずー!すっごくいい香り!!
さすがゆずの名産地、高知が作るゆずシャーベット!ゆずの香りが段違いです。シャーベットなので、もっとシャリシャリしているかなと思ったのですが、食感はなめらか。個人的に一番好みの味でした。
どんどんいきましょう!
続いてぽんかん(シャーベット)。
鮮やかなオレンジ色が美しいですね。食べてみると、色の元気なイメージとはまた違った、とても上品な味です。酸味はおだやか、ぽんかんのジューシーな甘みが広がります。なめらかなシャーベットの中に、時々果肉の食感が感じられておいしいです!
次は文旦(シャーベット)。
文旦そのものをあまり食べたことが無いのですが、想像していたよりしっかり苦みがあってひと口目は少し驚きました。でも食べ進めていくと、この苦みが本当にちょうどよくて、手が止まらないんです。甘いものはあまり召し上がらない、という方にぜひ食べていただきたいです!
続きまして、とどさんイチオシの天日塩。ここからアイスクリームゾーンです。
写真だとちょっと伝わりづらいかもしれませんが、淡いブルーが映える1品です。ほどよい塩加減とベースのどことなく懐かしいバニラ味がとってもよく合っています。天日塩は、土佐湾の海水から作られたものを使っているそうです。
次は、いのいちご。
高知アイスさんの所在地である、高知県いの町で栽培されたべにほっぺを使っているそうです。食べてみると、ミルク感たっぷり。そこにいちごの甘酸っぱさが合わさって、優しい味のアイスです。
続いて、池川せん茶。
抹茶ではなくてせん茶のアイスって珍しいですよね。色が淡いので、お茶の味はそんなにしないのかな?と思いましたが、食べてみると、お茶のいい香りがしっかりとします!程よい苦みもあって、「また食べてみたい!」と思わせるお味でした。
最後は、土佐ジローのたまごを使ったバニラです。
「土佐ジロー」とは、高知特産の人気の地鶏だそうです。その卵を贅沢に使ったバニラアイスとあって、味はとっても濃厚!食べる順番が最後の方だったので、ちょっと柔らかくなってきていたのですが、食感もふわっとしてきて、もしかしたら少し溶け始めたくらいが一番おいしいかも…
以上、怒涛のご当地アイス食べ比べでした!
今年の夏は、日本全国のご当地アイスをおうち時間のおともにしてみてはいかがでしょうか?
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