• 伝統的な藁焼きで仕上げた
    『一本釣り地鰹のたたき』食べてみた

    ―【高知県四万十市】しまんと百笑かんぱにー

    みなさん、こんにちは。
    最近度々登場しがちな、たびふくの旅人、とどです。
      
    ミーンミーン…
     
    夏休み…

    お盆ですね。

    私は最近おうち飲み会にはまっておりまして、オリンピック観戦やゲーム実況を視聴しながら、美味しいものと美味しいお酒に囲まれたゆるやかなひと時を過ごす…そんな生活を繰り返しています。

    そう、そんな時って、
    やっぱり特別な美味しい物を、みんなで囲んで感動を分かち合いながら食べたいんですよね。
     
    そして、
    私は見つけてしまったのです。

    鰹と共に生まれ育った高知県民をも唸らせるほどに美味しい、究極の、

    鰹たたきを!
    \ドーン/

     

    注文してみた


     
    今回注文するのはこちら。高知県のしまんと百笑かんぱにさん。百笑と書いて、「どめき」と読みます。いつもニコニコしている、とっても素敵な社長さんがいらっしゃいます。

     
    高知の美味しいものを幅広く取り扱う地域商社さんですが、その中でもきらりと光るのがこちら。
     
    ►一本釣り地鰹の藁焼きタタキ(旬凍)【送料込み】 ¥7,150(税込)
     

     
    鰹と共に生まれ育った地元民すらも唸らせる、心底美味しい、こだわりの詰まった鰹のたたきと聞きつけました。そんなに美味しいの?!どんなこだわりなの?!
     
    しかし…

    \7,150円/

     

    冷凍便で送料込みとは言え…
    お高い。
     
    気のせいか?
    いや、
     
    うーん、やっぱりお高い。笑
     
    これはちょっと躊躇してしまうお値段。
    しかし、本当に美味しい、究極の鰹だと言われてしまったらば、それは食べるしかありませんよね。
     
    えぇい!!!注文してしまえっ!
    いかに美味しいのか、暴いてみせましょうぞ。
     
    ということで、
    (ポチッとな。)
     
    …数日後

    高知→長野へようこそ!
     

    お魚の紙に包まれて、無事に到着しました。今回はクロネコヤマトの冷凍便です。
    早速、開封の儀へ!
     

    開封してみた


     

    (べりべりぃいいっ!!!)

     

    \ぱかっ/

     

     

    中にはタタキの美味しい召し上がり方と、
     

    じゃん。
    はい、よくぞ、ここまでおいでくださいました。本日の主役、鰹のたたきさんです。
     
    その他、鰹と一緒にくるまれていたのが、
     

    ▲ねぎ(高知県中土佐町産)
     

    ▲にんにく(高知県中土佐町産)
    ※時期により生姜(高知県産)になります。
     

    ▲特製たたきのたれ
     

    こんな感じで一式セットになっています。
     

    薬味やタレがおうちになくとも美味しくいただける仕様。材料いらずでこれは嬉しい。
     

    観察してみた


     
    かつおのたたきは約400g(1~2節)ということで、時期により鰹の魚体が違うため節の数は異なるそうです。今回は大きな1節が入っていました。
     
    鰹のサイズ感、気になりますよね。見ていきましょう。
     

     
    両手で持つとこんな感じ。
    え?大きさがよく分からないですって?
     
    仕方ない、ここはいつものオトモダチ、iPhone12を召喚。
     

    並べてみるとこんな感じです。
     
    そして、お決まりの

    \iPhoneに鰹のせちゃいました/

     

    夏だから、iPhoneも冷たくてちょうどいいカナ??
    (ジョブズにいつか怒られるぞ。)
     

    準備してみた


     
    さ、ここから美味しくいただくための準備をしていきましょう。
     
    このカツオ、美味しさを追求するあまり、冷凍されているものの、賞味期限(美味しくお召し上がりいただきたい期限)は発送日から冷凍庫で7日間とのこと。
     
    早い。
    冷凍だからと言って油断しないよう、お気をつけてくださいね。(解凍後はすぐにお召し上がりください!)
     
    まずは、冷凍カチカチの鰹を解凍していきます。
    こちらの指示書を見てみると、
     

     
    ~お召し上がりになる約3時間前に冷蔵庫で自然解凍、もしくは、袋のまま流水解凍~
     
    とのこと。冷蔵解凍の方がドリップが出やすいと伺っていましたので、今回はおすすめの流水解凍を試してみます。
     

    (じゃぁあああー)

     
    ボールに水を張って、大体15分ほど放置。
     
    ここで…
     
    \美味しい鰹たたきポイントその1/
    完全に解凍せず、中に芯が残るくらいが◎
     
    完全に解凍してしまうと、カットする際、鰹がぼろぼろに崩れてしまうのだそうです。すこーし硬さが残るくらいが、綺麗にスライスしやすいということですね。ふむふむ。
     
    触ると表面がぷよよっとする感じ、でも奥底には芯があるような冷たさを感じつつ、水から引き揚げてみます。(ここは直感で←)
     

    解凍できたら真空パックを破って、
     

    まな板の上へごろり。
     

    渋 い 。

     
    なんだか…
    かっこいいですね、鰹のたたきって。
     
    さて、今回取り寄せたものは、鰹と言ったら高知県!の中でも、「鰹の国」と呼ばれる漁師町「中土佐町 久礼(くれ)」にて、地元の漁師さんが一本釣り漁法を用いて釣り上げた日戻り鰹を使用しています。
     

    久礼はこのあたり↑

     
    久礼には、400年以上も前から鰹の一本釣りの歴史があるそうで、文明が発展していく中でも一本釣りの手法だけは昔から変わらずに続いているのだそうです。
     
    一本釣りは、体力も技術も必要とされますし、決して効率的な漁法ではありませんが、魚体が擦れないことや、引き揚げてすぐに保冷庫へ移動できることなどから、鮮度と身質の良さをキープすることができる漁法とされています。
     

    そんな久礼にて釣り上げられた鰹を元漁師さんが目利きで仕入れ、新鮮なうちに見極めながら捌き、さらにそれを藁焼きにして瞬間冷凍していきます。
     

    通常は、既に捌かれた状態の鰹を大量に仕入れ、それを焼き上げて出荷する鰹メーカーさんが多いとされていますので、本当に美味しいかつおたたきを届けたい!という強いこだわりがよく伝わってきます。
     
    そしてこの藁焼きがまた、本物なんです。
     
    実は藁焼きといっても、バーナーで既に焼かれた物を、最後にちょっとだけ藁で香り付けする、といった手法や、段ボール燃料で焼き上げる、なんていうものもあったりと、始めから最後まで藁で焼きあげる本物の藁焼きって、実は少ないんですよね。

    今回いただくのは、一つずつじっくりと手焼きしていった、「100%わら焼き」です。

    炎の熱さを忘れるほどに、
    全神経を使う仕事。

     
    これは、圧巻…。
     
    さらにはこの藁、無農薬で育てた地元のお米の藁を使用されているそう。絶妙な煙と炎のバランスを生む乾燥具合など、稲藁農家さんにひと手間もふた手間もかけてもらった逸品を用いて、焼き職人が心を込めて仕上げていくわけですね。
     

     
    ここまでこだわりにこだわって、
    これは究極。まさに極みのたたき…。
     
    いやはや、たっぷりとこだわりを感じたところで、益々そそられるわけで。準備を急ぎましょう。
     
     
    いざ、カットの儀。
    と、その前に、

    \美味しい鰹たたきポイントその2/
    食べる直前にフライパンやバーナーで周りを温めると旨し◎
     
    既に焼かれている鰹ですが、高知県民情報によると、周りを温めて更にパリッと香ばしく調理するとなお美味しいとのこと。ふむふむ、やってみましょう。
     

    (カチッ)

     

    (ぼぉおぅううううーーー)

     

     
    表面に、パチパチじゅわぁ~っと脂が浮いてきました。
     
    そして、この香り!!!!!
    あたりに漂う香ばしい香り!!!!!
    (仕事中のみなさん、ごめんなさーい!)
    ※会社内で撮影しています。
     
    これは罪な香りを漂わせてしまいました。フライパンでもOKとのことですので、みなさんもぜひチャレンジしてみてください。
     
    さ、温かいうちに急いでカット!

    \美味しい鰹たたきポイントその3/
    思っているよりも分厚く切ること◎(最低でも1㎝から)

    (じゃきっ)

     

    (じゃきじゃきじゃき…)

     

    ふぁ~!!!

     
    見てください、この断面。
    解凍具合がベスト!まだ芯が凍っている状態で、大変切りやすい。(自分の直感を褒めてあげる。)
     

    ちなみにiPhone比較でこんな感じ。今回は思い切って、2㎝くらいにカットしてみました。ばらつきはご愛嬌~(雑)
     
    これを慎重に盛り付けて…
     

     

    ~なんということでしょう~
     
    美しい。美しいタタキ。
     

    塩で食べてみた


     
    とにもかくにも、まずは塩たたきで食べるべし、と高知県民。

    それに従って、粗塩を用意。
     

    (ちりちり…)

     

    きらきら光る塩と、美しすぎる鰹。
     
    それでは心して、
     

    \いただきます/
    (口元がゆるんでいる)     

     

     
    ほ…
     
    ほわ~…
     
    ほわわ、美味しい。
     
    なんとも。
    魚の生臭さやえぐみは一切なく新鮮で、何よりも藁の香ばしさが素晴らしい。それも、ただ香ばしい、ということではなく、焼いたことにより鰹の旨味を奥底からぐわぁ~~~っと引き出してくれているような感じ。皮周りを噛み締めると、どんどん旨みが溢れてくるものだから、これまた面白い。
     
    土佐沖で獲れた「地鰹」は、脂のりは程良く赤身はモッチリと弾力があり、甘みとうま味を豊かに蓄えているのが特徴。確かに、弾力が、すごい。
     
    いやはや、これは大人な一口です。
    高級で、深みのある、幸せな一口。
     
    塩たたきは、昔から漁師さんが食べていたものでしたが、近年人気で定番の食べ方になったそうです。シンプルに素材を楽しめるので、これは必ず試していただく事をおすすめします。

     

    薬味と特製だれで食べてみた


     
    付属の薬味(ねぎとにんにく)に加えて、玉ねぎ、生姜、みょうが、大葉を揃えてみました。
     

    それぞれの薬味をカット。
     

    (トントントン)

     

    こんな風に薬味を添えてもよし。
    ※にんにくスライスは良く聞く食べ方ですが、生姜も刻むのではなくスライスして一緒にいただくのだそうです。(知らなかった!)
     
    また、高知の郷土料理である「皿鉢(さわち)料理」風の盛り付けアレンジにも挑戦。作り方はいたってシンプル!
     

    まずは玉ねぎをお皿に敷いて、

     

    鰹をお皿いっぱいにずらり。

     

    みょうが、ふわり。

     

    にんにく、ころり。

     

    ねぎ、ぱらり。

     

    大葉と、生姜をふぁさり。 

     
    完成。見映えが良いですね。
     

    こんな感じでセッティングすれば、おうち飲みがより一層豊かになります。
     

     

    (日本酒を忘れず、これ重要)

     

    お好きな薬味を添えて、ちょっとずつたれに付けても、たれをそのままお皿にかけても良し。自分の好きな食べ方、組み合わせを探しましょう。
     

    (付属のたれも、柚子が効いていてさっぱり美味しい~!)
     
    ちなみに、
    私が一番ハマったのは…
     

    \塩にんにく/

     
    鰹1切れに対して、にんにく1スライスでいただくのが基本だそうで、塩も合わせて食べてみれば、それはそれは美味しいこと。
     
    生にんにく…と思うかもしれませんが、意外にもにんにくの主張はそれほど強すぎず、鰹と良い感じに調和してくれます。(鰹の味が濃いからバランスが良いのかな…?)
     

    漁師飯作ってみた


     
    これだけはどうしてもやりたかった。そう、
     

    \漁師飯/

     
    漁師さんたちは、ごはんの上に鰹をどわ~っと乗せて、その上に薬味を散らして豪快に掻き込むのだそうです。なんて素敵なレシピ。
     

    (つー…ッ)

     
    とタレをかけて、いざ、いただきます!
     
    と思いきや、
    そこに現れしもの。
     
    そうです、
     

    \マヨネーズ選手/

     

    マヨ

     

    ビーム!!!!!!

     
    なんと、若い漁師さんはここにマヨネーズを「ぶっかける」のだそう。マヨネーズ…かけちゃうんですね。きゃー!いざ、実食!ドキドキ。
     

     


    …くぅ~~~
     
    これ…はなんと罪深い。
    今まで、鰹とマヨネーズを合わせてこなかったことを悔いる私。
     
    鰹の奥深い旨味、薬味のしゃきっとした食感、たれの爽やかな香りと酸味、これらをマヨネーズのまろやかさで一まとめに包み込む…。
     
    …ありがとうございます。
     
    \食べるとは、なんと素晴らしきかな/
     

    お茶漬けで〆てみた


     
    ここまで大感動の嵐ですが、最後に、高知の宴会翌日定番料理「かつおのたたき茶漬け」を作って、しっかり〆ていきたいと思います。
     

    ご飯+鰹たたき+薬味+塩に、
     

    つー…ッとお湯をかけるだけ。
     

    鰹が温まって、ほんのり白くなりました。
    さ、いただきましょう。
     

    (ずずぅーッ。)

     

    ???!!??!

     
    これは、最後の最後で驚き。
     
    ずぼら精神がゆえに、お出汁やお茶を用意せずにただのお湯をかけてしまったのですが、これがなんとまぁ、正解でした。(ずぼら万歳!)
     
    なんとこの一瞬で、とーっても上品かつ濃厚な鰹出汁がでてきたのです。

    ひょえ~っ!
    してやられたり。
     
    鰹の旨味を隅から隅まで堪能できるお茶漬け、これはぜひみなさんに一度ご体感いただきたい食べ方でした。
     

    おわりに


     
    これまで高知県を旅した際も、様々な場所で、様々な食べ方で鰹を頂いてきましたが、今回の鰹のたたきは現地で食べた感動に匹敵する、むしろ、それを超えるくらい?!の美味しさがある、本物の鰹でした。
     
    中々のお値段ではありますが、こだわりにこだわり抜いたこの味は、一度は経験する価値があると思います。また、食べることが好きな方への贈答品としても、喜ばれること間違いなしでしょう。
     
    あぁ、なんと奥深き、KATSUO。
     
    みなさまもぜひ一度、お試しください。

     

     

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