―【宮城県気仙沼市】亀山精肉店ー
みなさん、こんにちは。
たびふくの旅人、とどです。
旅人と言えども中々動けないご時世。
早く、生産者さんにお会いしたり、美味しい物を発掘したい!と思いながら、今回は1年前に初めてたびふく旅で訪れた思い出のあの地、宮城県気仙沼の味をご紹介していきたいと思います。
長野から車で8時間。あの時、腹ペコな私たちを救ってくれたのは、
「気仙沼ホルモン」でした。
今回注文するのはこちら、亀山精肉店さん。
いつもニコニコ笑顔で、とーっても素敵な女性店主のしずかさん。気仙沼、いや東北で知らない人はいないんじゃないかというくらい、超有名人です。笑
▲亀山精肉店 柴田静佳さん
あ!今、気仙沼=魚では??と思いましたね。実は、長い時間海の上で生活する漁師さんにとって、お肉は貴重なエネルギー源であり、みんな大好きな、ご馳走なんです。
そんな漁師町を、長く、温かく支え続けてきた亀山精肉店。今回のホルモンをはじめ、上質な精肉やハンバーグ、最近ではお惣菜やお弁当なども幅広く取り揃え、バラエティ豊かな取り扱いで地域のお腹を満たしてくれている大切な存在です。(気仙沼を訪れた際には要チェックですよ!!)
▲亀山精肉店のみなさん
さあさ。早速、一番人気のホルモンセットを注文!
気仙沼ホルモン3種セット 500g×3P
【送料込み】¥3,500(税込)
3パック、さらに、送料込みで3,500円。
計1.5㎏、中々お得な感じ!(嬉)
ためらうことなく「ポチッとな!」
そして…
KESENNUMA
To
NAGANO
\ようこそホルモン/
段ボールのサイズ感はこんな感じ。
冷凍便で到着です。
あけてみると…
嬉しいメッセージが!
愛を感じます…
3種類のホルモンたちと、おいしい食べ方講座つき☆
楽しい解説~
主役のホルモンはこんな感じ。
事前に冷蔵庫で一晩解凍しておきました。急ぎの場合は流水解凍でも◎
到着時はカチカチの板状なので、BBQなどで保冷剤がわりにも使えそうです!薄くて収納もしやすいサイズ感。
1パックはこんな大きさ。
たっぷり500g入って、約2~3人前。
3種のお味を、
少しずつお皿に出してみましょう。
▲みそにんにく味
▲ピリ辛味
▲しお味
いずれも、豚大腸、小腸、レバー、ガツ、ハツ、タンと、同じホルモンが入っていますが、味付けが異なります。
取り出してみると、ホルモンの一切れ一切れが結構大きいことに一同驚き。ぶりんぶりんっとしていて、ハリがある感じ。実際に見ると、一層新鮮さが伝わってきます。
びよーん
これは、大腸か、小腸か?
レバー!大好物!
いろんなホルモン、ずらりと並べてみました。
どれがどれだか、分かるかな?
まずは3種を少しずつホットプレートで焼いてみます。もちろんフライパンでもOK!テフロン加工されている場合は、油は引かずに直接ホルモンをのせて。タレに煮絡ませるようにしてジュージューと…。
う~ん、いい香りが漂ってきました…
社内で仕事中の同僚から「飯テロを起こしているのはどこのどいつだ」とクレームをいただきながら焼いていきます。
(ふわ~~~…)
(この香り、伝われ)
あちっあちち!!と
良い感じに焼けてきました。
\いざ実食/
むぐむぐ。あちち。
んん~~~~、これは、美味い。
ぐにゅぐにゅと、飲み込むタイミングが分からないでお馴染みのホルモンですが、こちらはホルモン特有の嫌な臭みはあまり感じられず、一切れ一切れ食べ応えがありつつも、しゃっきりと食べやすい。精肉店で仕入れたばかりの新鮮な生モツを、温度管理を徹底しながらすぐに加工されているからこその味わいでしょうか。
地元仙台味噌に地酒2種を使用した秘伝のタレ、生モツは全て東北産というこだわりも美味しさの秘訣です。
● みそにんにく味
気仙沼ホルモン、定番の味わい。にんにくで食欲3倍増し。味が濃いようで、塩味は意外と穏やか。お味噌が焦げて香ばしさがプラスされ、噛むとじゅわ~っとあふれ出る脂が甘く、身はぷりぷりと弾力があります。この味付けは、絶妙!
● ピリ辛味
唐辛子入りですが、それほど辛くはありません。(辛いのが苦手な方でも許容範囲カナ?)ちょっぴり甘辛な醤油味で、これもまたバランス良く配合されています。パクパクパク…と、癖になる。スタッフ内でもこれが一番好き!との声多し。
● しお味
お色味も淡くて、あっさりかなと思いきや、にんにくが効いたしっかり味です。シンプルだからこその味わいで、これも結構好みなタイプ…。ちょっとレモンを絞ったりして、塩レモン味として楽しんでも美味しそう!
お味をそれぞれ確認したところで、ここからが本番。ホットプレートを拭いて、今度は袋ごと
ちょぴ…
どどわ…
どわわわ~~~~!!!!
たっぷり流し込んで焼いていきましょう。
じゅわじゅわ…
こちらは定番のみそにんにく味です。
つぶつぶとしたにんにくが、お肉と絡み合っています。
広げながら、タレの水分を飛ばして…
こんな感じ。
しっかり煮詰めて、火を通してくださいね。
ちなみに…
こちら、水分が飛んだ最終局面で、にんにくか何かがパチパチと一斉にはじけ飛びはじめます。
「…ッ!」
「あっちゃッ!!」
…私、半袖だったんですよね。うかつなり。みなさまにはぜひ、長袖での調理をおすすめします。
(勇者は丈夫な盾を手に入れた)
しかし戦いを終えた後、我々は愚かな過ちに気づいてしまったのです。そう。ほどよく水分が飛んだところで蓋をしてしまえばよかったのだと。(ドーン)
さて、何はともあれ無事、美味しそうにホルモンが焼きあがりました。(無事ではない)
「気仙沼ホルモンって、結局ただの味付けホルモン?焼肉屋のそれと変わらないじゃん」
いえいえ、そちらのお嬢さん。気仙沼ホルモンの歴史を振り返ろうじゃありませんか。
冒頭で述べた通り、気仙沼の漁師さんが愛するお肉ですが、当時のお肉は高級品のため漁師さんも中々手が出せず、代わりに安価で美味しく食べられるホルモンがソウルフードとして漁師町に根付いていきました。そこに、船上生活での野菜不足を考慮して、キャベツの千切りを添えて出されたのがこの気仙沼ホルモンのはじまりとされているのです。
海で一生懸命働く旦那さまを陸で待つ、奥さまの深い思いやりというわけですね。野菜もたくさん食べて、ずっと元気でいてね、と。
素敵なお話、そう、これは愛。
ということで、ここから全集中!!
気仙沼ホルモンの醍醐味を感じるため、
いでよ!
\キャベツとウスターソース/
これらが揃ってこその、気仙沼ホルモンというわけです。ウスターソースをかけていただくのも気仙沼ホルモンの大事なポイント。
ふぁさっ
その上に…
ホルモンをのせて
いい感じ!ここへ、ウスターソースを
つ~…
そこに一味唐辛子も
ぱらら…
\じゃん、完成/
くぅ~!これは美味しそう。
全集中…ホルモンの呼吸…
\いただきます!/
初めにウスターソースをかけると知った時には、「いやいや…味付き肉に、更にウスターソースかけるってどういうこと?え、大丈夫これ!?塩分過多!過多!」と疑ってしまった私でしたが、これがですね~、合うんです。もう1度言います。合うんです。
まず、キャベツが添えられたことでシャキシャキした歯ごたえとさっぱり感が加わり、無限にいただけてしまう状況が生まれ、さらに、ウスターソースに含まれる果物の酸味と甘み、これが気仙沼ホルモンに一体感をもたらして何とも絶妙な一口を完成させてくれるのです。
初めてこの組み合わせを考えた方は、とんかつ、キャベツ、ウスターソース、の延長でソースをかけてみたのですかね。なんともグッジョブ!
実は、亀山精肉店のしずかさんからはこんな言葉が…
なんと、お醤油派!!?
これは私も初めての挑戦。ということで
お醤油を
たら~り。
ん~、これもまた良し。
こちらは醤油のキリッとしたシャープさが際立ちますね。さすがにしょっぱくなるので、かけすぎは注意です。(これ、、ソースだったらビール。醤油だと…焼酎とか合いそうな味)
そしてそして、どうしてもやりたかった食べ方が…
へい、お待ち~!
\気仙沼ホルモン丼/
見てください…なんて美しく、わんぱくな、丼…
ご飯がモリモリ、進みます。
スタミナも栄養も満点ですので、育ち盛りのお子様にも◎
いやはや、気仙沼ホルモンって、なんだか楽しいですネ。
お家で楽しむには以上の食べ方が手軽で良いかなと思いますが、やっぱり一番美味しいのは炭火焼!と言われています。いよいよクライマックス。お外へGO!
(爽やかな秋晴れ…)
七輪を用意して、
じゅっ…
じっくり、じっくり火を通していきます。
次第に脂が落ち始めると、
ファイヤーーー!
最高のフィナーレを迎え、こんがり香ばしそうに、美味しく焼きあがりました。
いただきますの前に、忘れてならぬのがこれ。
(シュッ)
ととと…
ジャン!
7:3ですね!!
クラフトビールと気仙沼ホルモンの炭火焼き。
幸せと幸せをかけたら…そこにはもう、幸せしかない…
「食」に、感謝。アリガトウゴザイマス。
さすが炭火焼というだけあって、ホットプレートで焼くのとは味わいが全然違います。余分な脂が落ちてきゅっと身が引き締まることで旨みも増しているよう。何より炭火香が最高の味付け。一口一口、じっくりと噛み締める喜び。BBQや一人ベランダ焼肉にも、もってこいですね。
ちなみにこのクラフトビール…IPAの苦みと、炭火の焦げ感が最高にマッチします。おすすめ…!(⇒商品はこちら)
こうして…
お取り寄せにより、最高のホルモンライフを満喫することができました。
手頃で食べやすい地域の味、気仙沼ホルモン。
ぜひ、港町気仙沼を思い浮かべながら、味わってみてはいかがでしょうか。
とっても温かい素敵な人が集結していて、美味しい物が盛りだくさんの町、気仙沼。ご旅行にもおすすめの地ですよ。
私もまた、行きたいな。