―【島根県松江市】島根Fラボ
皆さん、こんにちは。
たびふくスタッフのきたりほです。
皆さんは、カニを買って失敗した経験はありますか?お祝い事にぴったりのカニだからこそ、ハズレは引きたくないし、美味しいものを選びたいですよね。今回は、「赤い宝石」とも言われる、極上の松葉蟹をご紹介したいと思います。
今回お取り寄せするのは、島根県松江市にある「島根Fラボ」さん!
「島根Fラボ」とは、「Shimane fish and food laboratory」の略で、島根県の魚介類×地場産品から生まれる、新しい美味しさの発見と発信を目指している生産者さまです。こんなに近くに海があるなんて!とっても羨ましいですね~!
こちらのお店には、誰よりも島根県を愛し、島根県を発信し続けるハートの「熱~~~~~い」社長さまがいらっしゃいます!
▲島根Fラボ 田中真一さん
田中社長は、ただ魚を売るのではでなく、島根の財産ともいうべき「漁業」の価値を高め、雇用の増進、若者のUターンなど、地域の活性化にも力を入れているそう。漁業が盛んな島根県松江市は、高級なのどぐろやアワビ、岩牡蠣など、豊富な魚介類を味わうことができますが、その中でも、今の時期に食べていただきたいものが、隠岐の島近海で獲れる極上の「松葉蟹」なのです。
松葉蟹はズワイガニの一種で、11月~3月にかけて、隠岐の島近海で捕獲・水揚げされたものを言うそう。(※天然物のため、価格が値上げになる可能性もございます。数量に限りもありますので、お早めにお求めください。)
それでは早速注文していきます。ぽちっとな!
\ 島根 >>> 長野 /
松葉蟹は冷蔵便、カニまうんてんは冷凍便で到着しました。
大きめの箱を1つ開けてみると、
お手紙とパンフレット、更にたびふくのポストカードが添えられています。
お手紙は、田中社長が手書きで書かれたもの。「美味しく食べてもらいたい」「心を込めてお届け」「ありがとう」のとてもシンプルな言葉が、何だかとても心に響きます。(こちらこそ、美味しいカニをありがとうなのに…。)
その他にも、松葉蟹の特徴が書かれたものや、カニのさばき方、調理方法のパンフレットも添えられており、とても丁寧。初心者にはありがたいですね◎
それでは早速どんどん開けていきます!
※こちらは、カニの脚が1、2本無いだけの訳あり商品です。600g前後という重量ベースで決められているため、足が無くても損をすることはありません。
まずは、留められていたテープを剥がし、
ビニールをめくると、いよいよ見えてきました!
…松葉蟹!!
\じゃ~~~~~ん!!!/
大きくて、色鮮やかで、形も綺麗で…。持ってみると分かるのがこの重さ!ずっしりとしていて、これは身がたっぷりと詰まっていそうです!
こだわりポイントその①
隠岐の島の漁師だけが許された
「かにかご漁」!!
隠岐の松葉蟹は、11月23日から2月23日までの限定期間、隠岐の島の漁師だけが認められている『かにかご漁』という独特の漁法で捕獲をするそう。かにかご漁は、海の底に餌を入れたかごを沈め、かごに入ってくるカニを待つ原始的な漁法で、一般的に用いられる底引き網漁法とは違い、活きたまま無傷のカニを水揚げする事が出来るという特徴があります。形がきれいな訳は、ここにあったのですね!
(※続いては、カニビルのお話に移ります。集合体恐怖症の方はお飛ばし下さいませ!)
こだわりポイントその②
カニビルは美味しいカニの証拠!!
また、カニの甲羅についている、この黒い粒。見慣れていないと、一瞬ビクッとしてしまいますが、これは「カニビル」というヒルの一種です。
カニは、脱皮をすると身が細り、痩せてしまうのですが、この黒い粒=脱皮から時間が経っていて実入りが良いと認識できるため、『美味しいカニの証拠』とも言われているそうです。人体には無害なのでご安心を!
続いて、なま松葉蟹!
▼なま松葉蟹 税込価格: 9,980 円
恥ずかしながら、なまのカニは初挑戦です!早速開けようとしたところ、
もさもさっ・・・・(ん?動いた…????)
…やっぱり動いた!どうやらまだ生きているようです。脚には、「富喜丸」と書かれた青いタグを発見…!
こだわりポイントその③
超一級品!青タグとは?
先に言ってしまうと、この青タグは、「超一級品」の証!
地元で獲れたカニとそうでないカニを区別するためにタグを使い分けていますが、その中でもカニのサイズや、脚の有無、脱皮後の期間など美味しいカニの条件をクリアした場合には、市場の担当者さんが品質を保証する「青タグ」を取り付けるそうです。
地域や漁港によって、色やブランドが異なるそうですが、島根県の松葉蟹は、こちらの青タグと決められています。一定の基準をクリアした超一級品のカニであれば、家に届いてガッカリ…という心配もないので安心ですね◎
青タグが付いているだけあって、折れている脚は無く綺麗な形をしています。
持ってみるとこんな感じ!重た~い!
ついでにお腹もちらり!
カニ爪は、よく見るとキラキラした黄金色をしています。(おもちゃなのかな?と錯覚してしまうほど綺麗ですよ~)
そしてこちらにも、カニビルが沢山!身入りが良く、美味しい証拠ですね◎
お顔を覗くと、
(そんなに怒らないでよ…)と言いたくなる程の顔つき!強面で凛々しい!!
蒸されたものとなまのカニを比較すると、こんな感じ!
色が全然違いますね。これは、カニに含まれるアスタキサンチンという物質が蒸す際の熱によって分解され、緑色から赤色へと変化するからだそうです。
お味はどのように違うのか、楽しみですね。
こちらも忘れてはいけませんよ、「カニまうんてん」!
▼カニまうんてん炊き込みごはんセット 税込価格: 4,780 円
いざ、オープン!
\じゃんっ/
蓋を開けると、こちらにもお手紙とパンフレットが添えられています。
丁寧にしっかり書かれていると、安心ですね◎
気になる中身はこちら!(カニまうんてん2合用×2、炊き込み用お出汁×2)
『カニまうんてん』というだけあって、カニの甲羅には、ほぐされたカニの身が山盛りに盛りつけられています!
今のうちに解凍解凍~っと!(今回、カニまうんてん自体も解凍してしまったのですが、本来は、冷凍のまま炊飯器へ「ど~~ん」でOKのようです◎)
さぁさぁ皆さん、お待たせしました!ここからはどんどんカニをさばいていきますよ~!
★先に実食シーンを見たい方はこちら★
今日は、準備万全でこちらを用意!
・包丁
・まな板
・食用はさみ
・カニスプーン
・殻割り機、
そして1番大切なのが、付属のパンフレット!
まずはカニを裏返し、「ふんどし」と呼ばれる三角形の部分を取り外します。
ぱかっ!
思ったよりも簡単に取り外せました!(ここにも少しカニ味噌が詰まっています。捨ててはいけませんよ~!)続いて、甲羅から胴体の部分を起こすように外し、脚全体を半分ずつ取り外していきます。
いち、
にの、
さ~~~ん!
(初心者にはなかなか勇気がいりますが、ここは思いっきりが大切!◎)
もう片方も同じように、胴体を外していきます。
半分に割った胴体の内側を見てみると、カニの身と蟹みそが、ぎっしり!
次は、脚を1本ずつ切り離していきます。
固いときは、力を入れて、上からガシッと!
包丁でも切れない時は、食用はさみを使うと◎
\きれいに解体出来ました/
カニは、色々な剥き方がありますが、今日は2種類の剥き方を紹介したいと思います。初級編と上級編、どちらも試してみて下さいね!
まずは、初級編から!
脚の中心部分に切れ目を入れ、
カニを縦に持ち直したら、
そのまま下にストーン!と、下ろします。
最後は、切り口をパキっと開き、もう完成!
このままカニスプーンで取り出しながら食べる事が可能です。簡単で良いですよね!
続いて、上級編!
上級編と言っても、そこまで難しくはないので安心してくださいね。まずは、カニの脚を縦にして持ち、内側の殻を薄く切ります。
1度切込みが入ると、下までスーっとスムーズに剥けますよ。
殻を厚く切りすぎると、中身まで一緒に切れてしまうので、出来るだけ薄~く!がポイントです!
続いて、殻を剥いだ反対側の上部に、切込みを入れ、
パキっと折ります。
すると、あら不思議!!
殻から「するりん~」っと剥けていきます。
\するりんっ…!/
テレビやお店でよく見るカニの剥き方ですね♪
続いては、カニの爪!
剥きやすいよう、関節の部分で切り離し、
赤色と白色の境目の部分2箇所に、ハサミで切れ目を入れます。
パカっと開くと、
肉厚の身が見えてきました!美味しそう~!
続いては、カニ味噌!
甲羅…、大きくないですか??
iPhoneと比較しても分かるように、とっても大きいのです!
甲羅の大きさは、カニの高級度合いを示すとも言われていますよね。さすがです。
今日は、脚をカットした時に残った胴体部分のカニ身をほぐし、甲羅の中でカニ味噌と和えていきたいと思います。
胴体部分を半分に切り、
中身を見ると、カニ身がたっぷり!
もう1つの胴体も半分にカット出来たら、
ここで「カニスプーン」の出番です!
カニスプーンを使って、どんどん甲羅へほぐし入れていきます。
↓
↓
↓
じゃん!
身がたっぷり入っていた胴体は、綺麗な抜け殻となり、甲羅の中はふわふわのカニ身でいっぱいになりました。
ほぐした身は、カニ味噌と和え、お酒のあてにするのが最高だそう。
早速、混ぜていきます!
↓
↓
ふわふわだったカニ身は、カニ味噌と和えた事でしっとり滑らかになりました。
そして、ここまで準備したもの全てを盛りつけたのがこちら。
皆さん、準備はいいですか…!!?
\じゃ~~~~~~~ん!!!!/
お、おいしそう~!!これは、よだれが止まりません。
それでは早速、いただきま~す。
お、美味しすぎる…。
口に入れると、一瞬で分かるほど肉厚でしっとりとした柔らかい身は、口の中でゆっくりとほぐれていき、噛めば噛むほど凝縮されたカニの旨味が口いっぱいに広がります。
こだわりポイントその④
カニは、「茹でる」じゃなくて「蒸す」!!
カニの食べ方は様々ですが、一般的にイメージする食べ方は「茹で」ですよね。茹でる場合、多くのカニを一気に調理できる利点がある反面、水に旨味が逃げてしまったり、味にムラが出てしまうそうで、島根Fラボさんでは茹でるのではなく、少量ずつ丁寧に『蒸す(スチーム)』事によって、水っぽさを防ぎ、カニ本来の旨味を凝縮した食感の良いカニに仕上げているそうです。だから、蒸し風呂蟹って言うのですね!
ここまで味がしっかりと凝縮されたカニは初めて食べました。これは、手間を惜しまない、蒸す事へのこだわりがあるからだったのですね。「感動」の一言です。
続いては、カニの爪をいただきます!
肉厚で引き締まった身は、ぷりっとした歯ごたえが特徴的!カニは、脚よりも爪を動かす機会が多いため、身が引き締まり、弾力のあるぷりぷり食感になるそうですよ。
続いては、カニ味噌!
カニ味噌は好みが分かれるそうですが、私はもちろん大好き!日本酒と合わせてしっぽり楽しむのも最高です。
更に、食べてみるとビックリ!生臭さが全くありません。しっとり濃厚で、旨味がぎゅっと凝縮されたカニ味噌は、塩気もちょうど良く、ほぐし身との相性が抜群。
カニ味噌が苦手な方は、今回のようにほぐし身と和えたり、ねぎやにんにくなどの香味野菜、チーズと合わせてグラタン風にするとマイルドで食べやすくなるのでおすすめですよ◎
蒸し風呂松葉蟹を十分に味わったところで、続いては、なま松葉蟹!
皆さんは、なまのカニを食べたことはありますか?私は1度も食べた事が無く、どんな味がするのだろうかと、今日という日をとても楽しみにしていました。
ドキドキワクワクしながら、田中社長に電話をし、おすすめの食べ方を伺うと、しゃぶしゃぶやお鍋で軽く火を通して食べるのが美味しいよ~」とのこと。うんうん、お鍋もしゃぶしゃぶも、絶対美味しいに違いないよね~!と思いつつも、カニのお刺身だけはどうしても譲れなかったわたし…。
今回は、お刺身としゃぶしゃぶにチャレンジすることにしました!
…
そろそろカニを剥くのも上達してきましたよ。蒸しカニ同様、ここで脚がするりんっと!!
剥けるはずが…あれ?抜けな~~い!!!
殻に身がぴったりとくっついています。
少し力を入れて引っ張ると、身が残らず簡単に綺麗に剥けました!
これが意外と楽しくてハマる…。
よいしょ、
よいしょ、
よいしょ~っと!一気に剥いていきますよ!みて下さい、この弾力!!
剥いたカニは、すぐに氷水に浸すのがポイント!
数秒すると、みるみるうちに…
\ぱぁ~っと花が咲きました/
これを、「フラワーポーション」と呼ぶそうです。※お水につけすぎはNG!身に水分を含み、旨味がどんどん抜けてしまいます…!
食べる際は、ペーパーで水気を軽く拭き取り、お皿に並べていきます。
ぷりっと!みずみずしく、つやつやした表面がとっても美しい…。
田中社長いわく、お刺身は「お塩」で食べるとカニの甘さが引き立って美味しいそう。
教えて貰ったとおりにお塩を付けて、いただきま~す!
見た目が美しいのはもちろんのこと、口に入れると身がぷるっぷるで、とろけていきます。これは、なかなか普段経験することのない食感!ただ…お味はというと、想像していたよりも淡泊で、甘みや旨味は少ないです。同じカニでも、熱を加える事で味が大きく変わるものなのだと、初体験からの学びでした。
カニの味をダイレクトに楽しみたい場合には、旨味が凝縮された蒸しカニの方がおすすめかも!◎
お好みで、お醤油も試してみて下さいね。
続いては、肌寒い日に食べたくなる、カニしゃぶ~~!
今日は、出汁だけのシンプルなつゆで、しゃぶしゃぶしていきます。
それでは、いざ…!
しゃぶ、
しゃぶ。
身が引き締まり、全体が白くぷりっとしてきました。
お好みでポン酢を付け、
\いただきま~す!/
お刺身とはまた違ったぷりっと食感で、弾けるような弾力が特徴的!
火を通しすぎず、2,3回しゃぶしゃぶするくらいがベストですよ◎
…実は今回、お鍋の準備をしている間、氷水に浸し過ぎてしまい、身が少し膨張してしまいました。旨味が抜け、水っぽくなってしまうので、浸す時間は長くても5分以内がおすすめです。
そして忘れていけないのが、カニ味噌。
カニ味噌と聞くと、カニの「脳みそ」?と思う方も居るかもしれませんが、実は脳みそではなく、カニの「内蔵」のようです。新鮮なカニであれば、生のまま食べる事が出来るのですが、軽く火を通した方が旨味が凝縮され濃厚な味わいへと変化します。
胴体の内側に残っていたカニ味噌を甲羅に移し、
甲羅ごと七輪で焼いていきます!
煙が出て、ぐつぐつと音がしてきたら、焦げないようにスプーンで軽くかき混ぜます。
水分が多くさらっとしていたカニ味噌が、火を通すことにより、とろっとしてきました。
お好みの固さになったら火から下ろし、日本酒と一緒にいただきます!
わ~~!濃い。少量でもかなり濃厚な味わいで、旨味がぎゅ~っと凝縮されています。これはお酒が進む…。ツウは、食べ終わった甲羅に日本酒を注ぎ、火で炙って熱燗にして飲むそうです。これを「甲羅酒」(こうらざけ)と言いますが、カニの香ばしさや濃厚な味わいがお酒に移り、独特な風味を楽しめるそうですよ。
いよいよ最後は、カニまうんてん!2合用×2個入り(計4合)のセットになっており、お手軽に最上級の炊き込みご飯が作れる便利セットです◎
今日は、ごはん2合を炊くため、カニの身とお出汁を1つずつ解凍しました。
準備するものは、研いだお米2合とカニの身とお出汁のみ!
カニまうんてんは名前の通り、「山」のように盛られています!
松葉蟹100%で作られるカニまうんてんは、水揚げ直後、スチーム加熱したものを特殊冷凍し、素材本来の味を損なわないよう丁寧に仕上げられています。(そのまま解凍しておつまみとして食べてもOK!)
まずは、研いだお米2合に付属のお出汁を全て注ぎ入れ、
約30分ほど漬け込みます。お出汁はちょうど2合分になっており、水加減の調整の手間が省けるもの嬉しいポイント。
漬け込みが終わったら、炊飯器にカニ身をほぐし入れ、スイッチON!
…待つこと数十分…
\炊けました~!!!/
ごはんが見えないくらい、カニのほぐし身がいっぱいです!これはテンションが上がる…。
ご飯をよく混ぜたら、ホカホカのうちにお茶碗によそっていきます。
お好みで、ネギや三つ葉などの薬味を乗せれば、
あっという間に料亭で出てくるような、贅沢な炊き込みご飯が完成しました!
香りも最高です。
それでは早速、いただきます!
う~~~ん!美味しい!お米1粒1粒にカニの旨味がしっかりと染み渡っており、お出汁とほぐし身の塩味のバランスも絶妙。お腹はいっぱいなはずなのに、不思議と箸が止まりません。
皆さん、いかがでしたか?
今回は、島根県松江市から『極上松葉蟹』をお取り寄せしました。
本当に感動の一言で…。こんなに美味しいカニは初めて食べました。今まで食べた事のあるカニとは比べ物にならない位美味しくて、肉厚。なんと言っても、蒸すことによって凝縮されたカニの旨味が別格でした。数量も限られる、極上の松葉がに、是非この機会にお試しくださいね。