―【静岡県焼津市】山政ー
みなさん、こんにちは。
たびふくの旅人とどです。
なかなか旅には行けずに、リモートワークの日々。おうち時間が増え、食べる量も増え、体重も増える。増えるものばかりですが、気持ちは前向きに、食べる幸せを大切に。
ということで自分を最大限に甘やかしながら、今回は…とっておきのアレ!をご紹介します。
(美味しいところ、早く見たい~!!という方はこちらをクリック↓)
今回注文するお店はこちら、静岡県焼津市の「山政(やままさ)」さん。
焼津と言ったら鰹の町。明治41年創業、かつお節や佃煮のプロフェッショナルとして100年以上に渡り伝統を受け継ぎ、熟練職人の技を紡いでこられました。お店に並ぶのはやはり、たくさんの鰹製品。鰹たたきや佃煮は外せないな~!と商品を見ていると、おやおや…?
\ 炙りトロ /
あぶり…とろ…
なんてパワーワード!!!
これは堪らないと思いながら、まとめてポチポチっ!注文したのはこちら↓
数日後…
到着した数々の商品たち。
こちらから開封していきましょう。
\じゃん/
まずは本命の炙りトロから!
冷凍便で、炙りトロのブロックが2つと、特製ダレ。220gとのことでしたので、2~3サク入っているようです。そしてなんと今回…たびふく出店記念として、お試し特別価格に!しかも送料込みはありがたい…。数量限定ですので、ぜひお早めにご注文くださいネ。(※お試し特別価格は終了いたしました。)
お召し上がり方から、解凍方法まで詳しく記載されているので安心。
本日はこちらに沿って準備をしていきましょう。
ちなみにサイズはこんな感じ。
平面でみると、スマホよりコンパクトで小さくない??と思うかもしれませんが、実際はかなり分厚く、がっちり重みのあるブロックです。
表面はうっすらと炭火で炙られて…
ここからは、せっかくの炙りトロを美味しくいただくための3つの秘訣をご紹介。
\美味しい秘訣その1/
中心部にシンが残る程度まで、真空パックごと流水解凍。
完全に解凍してしまうと、身が柔らかく切りづらくなってしまいます。押してみると、ぷよっとしつつも、奥の方にシンを感じるくらいまで。水が冷たすぎると解凍に時間を要することもありますが、大体10~15分ほど様子をみると良いでしょう。まだまだ溶けないー!という場合も、様子を見ながら我慢、我慢。
\美味しい秘訣その2/
表面の水分を優しくふき取る。
キッチンペーパーで軽く水気をとってあげましょう。
\美味しい秘訣その3/
白い筋に対して、垂直に包丁を入れる。
筋に沿う、のではなく、筋を断ち切るようにして切っていきます。
さて、以上3つの秘訣を抑えたら、いよいよお待ちかね。炙りトロ、カットのお時間です。
気を引き締めて、
ス…トン。
………え、
これは…お肉デスカ…?
Fish? or Meat?
細かな刺しがびっしりと入って、これはまるで、ローストビーフのよう。(に、見えませんか?)
キラキラと光る断面、なんと美しいこと!
目で見て美しさに感動しつつ、さらにはスライスする際の包丁から伝わる「ススス、サクー…」という振動に心地よさを覚えながら、どんどんカットしていきます。
ある程度切れたところで…盛り付け!
専用のたれを添えて、炙りトロの刺し盛りが完成。
(キラキラ…)
まずは、わさびとタレで
いただきます。
…!!!
…沈黙…
美味しい…沈黙…美味しい…沈黙…
ああぁああー、本当に、美味しい。とろける。(涙涙)
まず、身がサクッとしていて歯切れがよく、それを噛み締めると、甘みのある脂がじ~んわりと口の中いっぱいに広がります。驚きなのは、決して脂っこくないということ!
“天然本鮪は「黒いダイヤ」と呼ばれ、広大な海を自由に泳ぎ回る為、身が引き締まったまぐろ本来の旨みを楽しめます。本品は、その中トロ部分を贅沢に使用しております。”
この言葉に、食べて納得。
タレにちょこんとつけただけで、こんなに脂が広がるのですが、
脂がのりすぎて逆にくどくて重い!という感じが一切なく、脂を感じながらも引き締まった赤身の美味しさも一緒に感じられる、そんなトロなのです。
また、炭火の香ばしさも絶妙。
1000℃を超える炭火の遠赤外線効果により、表面のみを一気に短時間で炙るそうで、炭火焼職人が細かな調節をしながら最適な焼きを極める、まさに職人芸。
この炙りがあるからこそ、味に奥行きを感じるのですね。
そして食べながら気づいたのが、部位ごとに美味しさが異なって、楽しい!ということ。
例えばこちらの部分は、先ほどと比べて見た目のまぐろ!感が強いですよね。脂がのりつつも、よりさっぱり感があり、赤身の美味しさが引き立ちます。
(みんなちがって、みんないい。)
シンプル派の方は、
お塩でいただくのも良きカナ。
シンプルに、トロの甘みを感じられて、これまた絶品です。
実は、刺し盛りを作っている間に、そっとあるものを仕込んでおきました。
それが、こちら。
つー…
\炙りトロ漬け!/
この炙りトロ専用だれ、先ほども美味しくて驚いたのですが、本醸造醤油に鰹節エキス等を加えたちょっぴり甘めなこだわりタレだそう。これで漬け込めば、間違いないことでしょう。
今回はお上品な丼ぶりを目指し、丼ぶりというよりお茶碗サイズの小さな器に、
一切れ
二切れ
三切れ!
大葉で緑のアクセントを添えたら…完成。
タレに漬かった炙りトロも、これまた美しき。
この、染みている感じ、分かりますでしょうか?
漬け込んだ時間は30分ほど。あっというまにタレを吸い込んだので、漬け込みすぎには注意ですよ!
パクッとお口に頬張れば、そこは天国……!
なんともじんわりと、しっかり染みている…。甘めのたれが、最高にマッチしています。しつこいようですが、もう1度言います。思ったよりも漬かりやすいので、放置しすぎは注意!素材が死にます。
(あぁ、なんて美しいどんぶり…)
最高の炙りトロ。まだまだ続くおうち飲みの機会に、ちょっと特別な食材としてお取り寄せしてみてはいかがでしょうか。本わさび付きの大容量セットもありますのでぜひチェックしてみてくださいね。
炙りトロだけで大満足…な気持ちですが、いやいやまだまだこれから。焼津といったら鰹!ということでお次はこちら。
冷蔵便で届いた発泡スチロール。
(おやおや…?)
なんと!
氷がぎっしり入ったパックに鰹のたたきが…!!!なかなか見ない、斬新な梱包方法。それもそのはず、この商品名をご覧ください。
►【送料込み】製造日当日につくりたてを出荷するこだわりの冷蔵かつおのたたき 税込 3,980 円
“かつおの遠洋一本釣り日本一”の水揚げを誇る焼津港にて、厳選されたものだけを使用した焼きたての鰹を、一番美味しいうちに、その日のうちに出荷するために、氷がぎっしりつまったパックを用いているのです。
素材にも、製法にも、輸送方法にもこだわった鰹たたき。一体どんなお味がするのでしょうか。解凍の必要もないので袋から取り出して、さっそくカットしていきましょう!
ずるりんっ
こちらも炙りトロ同様、軽く水気をふき取ります。
お好みの厚さでどうぞ。
個人的には厚めが好みなので、1.2㎝くらい。
均一に切るのって、難しいですよね…(雑)
断面はこんな感じ。赤身もっちり、香ばしく燻された炭の香りが漂います。
専用タレは4つ付いていました。本醸造醤油に米酢、カボス果汁等でバランスよく仕上げた、山政オリジナルのブレンドだそう。
盛り付け完成。くぅ~、いい感じ。
一本釣りのかつおは、釣り上げたときに身にキズがつかず、生きた状態のまま船上で瞬間凍結させるため、鮮度が高く、身の色持ちが良いのが特徴です。
角度を変えると、表面がきらり。
特製タレにたっぷりつけて、いただきます。
もっちりと弾力があり、かつお独特の臭みをほとんど感じません。特に、炙り部分が鶏肉のような食感で、かつお節のように旨味がギュッとつまっているのが美味しい…!
この、堪らない炭火焼きの加減。
長年にわたって培われた、炭火焼職人の伝統技が生きてこその味わい。逆に言えば、先ほどの炙りトロは、焼津のかつおたたきのプロが作った代物、ということが言えるわけですね。
薬味は、塩、にんにく、しょうが、ミョウガ、玉ねぎを用意してみました。
生姜をちょこん。
玉ねぎとたれもたっぷりつけて。
たっぷりの薬味はやっぱり外せない!
前回食べた鰹でハマった、にんにく塩も最高。あぁ、鰹って美味しいなぁ。(しみじみ)
ご覧いただいた通り、出来立てを冷蔵でお送りしてるので、日時指定などにはご注意を!同じ鰹の冷凍タイプもございますので、シーンに合わせてお選びくださいね。
鰹も奥が深いもので、全国各地の有名産地によって、鰹の味わいや調理方法、食べ方まで異なります。そこには決して、どれが一番!という決まりはありません。ぜひ鰹好きさんは、たびふくで様々な産地の食べ比べをして、鰹マスターを目指してみてはいかがでしょうか。
さて、続いては、新たに登場したお試しセットをご紹介!
じゃん。
段ボールの中にはぎっしりと山政さんの人気アイテムが詰まっています。
►【送料込み】たびふく限定!山政お試しセット 税込 3,980 円
「山政定番の味を気軽に知っていただこう!」という想いで、色んな味が送料込みでお求めやすくまとめっており、初めての方にもおすすめのセットです。
まずはこちら。味づくり百十余年、山政さん渾身の佃煮。お醤油や砂糖を中心にした化学調味料不使用の昔ながらのタレで、肉厚の鉄釜を使って熟練職人がじっくり時間と手間をかけて煮込む、焼津ならではの製法で作られています。
\炊き上げ・角煮・旨煮、大集合!/
角煮と言えば、一般的に「豚肉の角煮」を連想しますが、焼津ではまぐろやかつおの角煮のことを言うそう。さすが漁師町。
▲ まぐろ炊き上げ
ゴロゴロと立派なまぐろの身にしっかりと味が染み込んでいますが、塩気はそこまで強くはありません。一般的な味の濃い佃煮と異なり、浅炊き仕上げのためお惣菜としても喜ばれているそう。
▲ かつお炊き上げ
こちらも染み染み。噛めば噛むほど、旨味が奥から染み出てきます。塩辛くなく、アレンジしがいがありそうな一品。
▲ ピリ辛まぐろ角煮
辛いのが苦手な方でもお子様でも食べられるくらい、辛さはかなり抑えられています。炊き上げよりも、さらに一切れが大きく食べ応えあり。
▲ ピリ辛かつおの角煮
まぐろ同様に、辛さは控えめ。甘くてちょっぴり辛い、甘辛味が人気の秘訣。
▲ ピリ辛あさり旨煮
こちらも味付けが程よく、熱々の白いご飯にのせて、か~っ!と掻き込みたくなる味。お茶漬けにもぴったり。
はっ!!これは…(ごそごそ)
やはり、これでしょう。(with 日本酒)
お父さんの晩酌に、おうち居酒屋に、毎日少しずついろんな味を用意できるのもまた良しですね。
さて、こちらの佃煮たち、簡単に佃煮という一言で済ませてはいけません。ここで突然ですが…
計量が嫌いな「とど」の思いつき簡単アレンジコーナー!!!
ということで、これ合いそうかもという独断と偏見で生まれたレシピを2つ紹介します。
アレンジその①
♪ピリ辛まぐろのマヨビーム丼
炊きたてのごはんに、玉ねぎスライスをふぁさっと。ピリ辛まぐろをお好み量、ゴロっと。つゆも余さず、ぶっかけ!!!
そこへ、マヨ…
ビーーーーーーーム!!!!
ネギをぱらりとかければ、
完成!!!!!
1・2・3!でのせてかけるだけ!
う~ん、甘辛ダレとマヨネーズが合いまって、まぐろとの相性も抜群。
ほぐしながら、混ぜながらいただくのがおすすめです。予めまぐろとマヨをしっかり和えてから丼ぶりにするのも良さそう…!!
アレンジその②
かつお旨旨!とろ~りチーズトースト
食パンを用意。
かつお炊き上げをほぐしながらパンにON!
とろけるチーズをふぁさっ。
トースターで5~10分焼き上げれば、
完成!!!!!
熱っ!熱っ!(火傷注意)
むむ~
むにぃ~~~~~っ
チーズのコクが、鰹にぴったり!さきほどのマヨネーズに加えて、チーズやバターなど、コクのあるものを合わせるアレンジ、とってもおすすめです。
山政さんの佃煮は、決してお酒やごはんのお供だけではありませんよ。パンにもGOOD!パスタの具にしてもGOOD!です!ぜひ色々なアレンジでお楽しみください。
さて、続いてはこちら。
かつお節の製造に携わり約半世紀、かつお節職人が日々の天候や湿度などに気を配った山政さんの看板商品の一つです。
カビ付け~日乾(天日干し)の工程には2~3週間かかり、その回数に応じて水分が除かれ、脂肪も分解されるため雑味のない香味高い本枯節が出来上がります。
4回以上のカビ付けを行い、血合いを抜き、口当たりを良くするためにすべての皮を取り除きます。そしてその中から形状や重さなどを見て上質なものだけを選びだすのだそう。
ゆらゆらゆれる、かつお節。深い…深いです。
セットの中には全部で10袋入っていました。
今回はこのかつお節を存分に楽しむべく、
ほかほかごはんに
贅沢に二袋分ふりかけます!
ねぎをぱらり。
海苔もぱらり。
美しき卵をそっと…
山葵を添えて、醤油をつー…
はい、完成。贅沢かつお節TKG(卵かけご飯)!
ま…まぶしい。
卵を崩して、いただきます。
今回の主役は卵ではなく、かつお節!
ふわぁっ…と削られた鰹節は、繊細で上品な香りに、凝縮された豊かな旨味。
かつお節は脇役だなんて言わないで、たまにはじっくりと噛み締めながら、堪能してみてはいかがでしょうか。
お試しセット、最後の一つは最近話題のふりかけ風佃煮!
細かく削ったかつお節に、ごまやきくらげを加え、しっとりと香ばしいふりかけ風の佃煮に仕上げています。
ご飯にふりかけたり、マヨネーズと和えれば、オリジナルのディップソースにも早変わり。
お弁当にも使い勝手がよく、ごはんがパクパク進む逸品です。v
ここまで、炙りトロ、鰹たたき、佃煮・かつお節セットをご紹介してきましたが、最後に1つだけ、とっても渋~い一品をご紹介させてください。
それがこちら。
\ 浜 角 煮 /
(ドドンッ)
ペロリとめくると
箱の中に、曲げわっぱ風の紙容器が。
中には、なんだか黒っぽい物体が。
はい、こちらが鰹を生から4日間も炊き上げたという佃煮、浜角煮です。
袋をあけると…
く、 く ろ い !!!!!
黒すぎて、黒光りしています。
お酒が似合いそうな風貌でしたので、ひとまずお酒を召喚。
う~ん、なかなかの黒さ。まずは一口かじってみると…
ひょえーーー!!!しょっぱ~い!!!
まずは純粋に、しょっぱい。その後、口の中に奥深い鰹の風味と旨味が残ります。鰹の繊維、隅々にまで、これでもかというくらいに調味液が染み渡っているのがお分かりいただけるでしょうか。
なんでも、1回煮込んでは一晩冷まし、再度釜に入れて煮込みまた冷まし、を4日もかけて繰り返すのだそう。
“煮込む程にタレが鰹の身に深く浸透し、水分が蒸発するので、少しずつお醤油や調味料を足し、またコトコトと煮こみ、4日目の最後の仕上げの段階を見極め、山政の佃煮職人が昔から受け継いできた、重い鉄の釜を職人の感覚による力加減で振る職人技「かえし釜」によって、一粒一粒の角煮にうま味いっぱいのタレが均一に染み込んだ角煮は、より深く風味豊かな味わいになります。”
「かえし釜」という職人技が生み出すのが、この深い深い味わい、というわけです。
そのままいただくには一粒だととても塩辛いため、本当にこれくらい…ちょっとだけかじるのが良さそう。
もちろん、酒の肴にはぴったり。(くぅ~!)
わさびやお塩をアテに呑むタイプの方(私)には、この一粒でちまちまやるのがとってもおススメです。
渋くてたまらない浜角煮。甘くないバレンタインデーにも、良いかもしれませんね!
さて、この浜角煮、ちまちま食べ続けるには持て余してしまうほど塩辛い。ではどうやっていただいたらよいのか…?ここで、おすすめの食べ方をご紹介。
ごはんを用意し、
その上に浜角煮を1粒、崩しながらのせます。
三つ葉と刻み生姜をあしらったら、お湯または無塩のお出汁を
つー…っ
…
じわ…
じわじわ…
じわじわり…!
みるみるうちに浜角煮から染み出た旨味と塩味たち。
こうして浜角煮のお茶漬け、完成です。
身をほぐしながら、
さらさらり…
う~ん、なんとも深い深いこの1杯に、大人気分でほっと一息。生姜と三つ葉がとんでもなく合いますね。
お茶漬けで芯まで温まったところで、
これは合うのではないか…?
と用意してみたこちらを最後にご紹介!
適当な大きさにカットした板海苔に、
クリームチーズを塗って
浜角煮をちょっとだけ。
これをくるっと巻いて、日本酒をちびり。
う~ん、これもまた、良きカナ。
海苔とチーズと鰹と醤油。仲良く手をつなぎ合ってこれまた大人で素敵なおつまみができました。
酒の肴でありながら、旨味のつまった固形調味料という感覚で、日々の料理に使うのもまた、乙ですね。炊き込みご飯や、煮物の隠し味にも、ぜひこの渋~い浜角煮をお試しあれ。
ここまで長くお読みくださったみなさま、ありがとうございました。
私的、今回の食べてみた、ベストオブ「美味しくて感無量」シーンは………
\炙りトロを口に入れた瞬間/
でした!このとろけ具合は忘れられません、トロだけに。
もちろんほかの商品もどれも美味しく、
たくさんの感動をいただきました。
みなさまの食卓が、もっと美味しく、もっと豊かになりますように。ぜひ、山政さんのお店を覗いてみてくださいね!