【山口県山口市】椹野川漁業協同組合
今月の食べてみた 椹野川漁業協同組合
こんにちは!
たびふくスタッフのようようです。
皆さんは普段、川魚は食べますでしょうか?
海なし県の長野県では川魚が地域に根差していますが、他県の特に海沿いの地域では食べる機会も少ないように思います。
ですが「鮎の塩焼き」は多くの方が食べたことがあるのではないでしょうか?
かくいう私も大好きで、山間の道の駅などで売っているのを見かけると、ついつい購入してしまいます。
「自宅にいながらあの鮎の塩焼きを食べることができたらな・・・」という思いをお持ちの方へ、今回は山口県椹野川から天然鮎・柑味鮎をご紹介します!
■実食シーンはこちら!
▶ 「椹野川漁業協同組合」からお取り寄せ
今回お取り寄せをしたのは「椹野川漁業協同組合」さん。
山口県の中心部を流れる椹野川は流域でホタルが飛び、鮎が泳ぐ自然豊かな河川です。
椹野川漁協さんでは、この椹野川で漁獲された天然鮎やモクズガニの販売に加え、漁協直営の養殖場で鮎の養殖を行っています。
店舗を見ると冷凍の鮎に、鮎やモクズガニを使用した加工食品、調味料が販売されています。
ここで目についたのが、冷凍で販売されている2種類の鮎です。
椹野川漁協さんでは、椹野川で漁獲された天然鮎と100%自家生産の養殖鮎の販売を行っており、 中でも柑味鮎はミカンの皮の抽出物を食べさせて育てた養殖の鮎で、食べると実際に柑橘類の風味がするとのこと!
天然鮎と柑味鮎。どちらも気になる・・・!と悩んでいると、ある商品を見つけてしまいました。
天然鮎・甘味鮎セット 1㎏
税込価格:5.800 円(送料込み)
天然鮎と柑味鮎どちらも入って、通常よりもお安くお買い求めできるセットです!
今回はこちらのセットに加え、いくつか加工品も注文いたしました。
▶ 商品の到着
商品が到着しましたので早速開封です!
まずは天然・柑味鮎セットから。 こちらは冷凍便で届きました。
発泡スチロールに入っており、左上には天然と柑味鮎の二つのシールが貼ってあります。
中にはそれぞれ梱包された鮎とパンフレットが入っており、黄色い袋は柑味鮎、白い袋は天然鮎でそれぞれ7尾ずつ入ってました。
こちらの商品は鮎のサイズに応じて、それぞれ500gになるように6~8尾で調整してセット詰めされているそうです!
※みかんは付属しません
取り出して比較してみると、鮎は1尾ずつ個包装されていますね!食べる分だけ少しずつ使うことができるので、ありがたいポイントです。
サイズは12㎝~18㎝ほどで、天然の鮎はシュッと長細く、柑味鮎の方が体高が高く、丸々と太っているようです!
よく見ると色も異なり、天然鮎の方はお腹のあたりがオレンジ色になっています。
椹野川漁業協同組合さんにお伺いしたところ、このオレンジ色は婚姻色で8月下旬から10月頃の産卵期に漁獲される鮎の特徴とのことです。
上が天然鮎、下が柑味鮎
漁獲される時期によっても変わりますが、天然鮎の方が色素の素となる苔を食べているため、よりはっきりと表れる傾向があるそうです!
今回は解凍シーンから下処理、調理のシーンまで詳しくご紹介するので、アユの塩焼きってどうやるの?という方はぜひご参考にしてください!
また、冷凍鮎以外の加工品は常温便で届きました。
天然鮎めし
おつまみ塩焼き
これらも後に詳しくご紹介いたします!
▶ 冷凍鮎の解凍・下処理
>実食シーンを見たい方はこちらから!
届いた冷凍鮎は解凍してから調理を行います。
解凍は流水で行います。広いバットなどに広げて、袋ごと付けておけばOKです。大体15分~30分程で解凍が完了します!
解凍したものがこちら。
目も透き通っていて、さっきまで凍っていたものとは思えない鮮度の良さです。
ではここから塩焼きする前の下処理をしていきましょう!
つるっとすべります
解凍した鮎はぬるぬるなので、まずはぬめり取りを行います。流水で流しながら、こすってぬめりを取ります。ヒレの部分はぬめりが強いので念入りに。流水の他にも、お塩を付けてこすってもぬめりを取ることができます!
ぬめりを取った後は「ふん出し」を行います。
鮎は内臓ごと食べることができる珍しい魚なのですが、これは普段鮎が川底の苔など、人間が食べても無害なものを主食としているためです。
ただし、砂が胃に入っている場合があるため、念のためふん出しをして胃の内容物を出すと安心です。
横腹を押さえて、親指でお腹から尾の方へググっと押してあげると内容物を出すことができます。
ぬめりが取れて、ふん出しも終わったら、下処理は完了です!
▶ 天然鮎・柑味鮎食べてみた
○鮎の塩焼き
それでは鮎を塩焼きにしていきましょう。今回は網で焼いていきますが、フライパンでもグリルでも調理することができますよ!
まずは下処理が終わった鮎に化粧塩をまぶしていきます。
この時ヒレにはしっかりと塩を刷り込んでおきます。こうすることで、ヒレが焦げ落ちてしまうのを防ぎ、焼き上がりが綺麗になります!
胸ヒレ・尾ヒレにもしっかりと
塩が振り終わったら串を刺します。串を刺すことで直火で綺麗に焼けて、食べやすくなります。
※フライパンで焼く場合には串を刺さずに、くっつかないようアルミホイルやクッキングシートを敷いて加熱してください!
尾の方から串を刺して、お腹からエラへ通すイメージで刺すときれいに串が通せます!
串を指に刺してケガをしないよう注意しながら作業します。 この時、お腹側を刺すとハラワタに傷をつけてしまうので、なるべく背中側を通すのがおすすめです。
串を刺したら弱火でじっくり焼いていきます。
時々ひっくり返しながら、10分から15分程加熱し、身にしっかりと火が通ったら完成です!
こんがりと、おいしそうに焼けました!
そのままかぶりつきたい気持ちを抑え、撮影のためにお皿へ盛り付けます。
天然鮎・柑味鮎の塩焼き
それではさっそくいただきます!
・・・美味しい!!
身はふわっとしていながらもきめ細やかで、鮎の香りと旨味がしっかりと感じられます。 切り身の塩焼きとは違い、内臓を出さずに1尾丸ごと焼くことで、水分が逃げずにふっくらと焼きあがっているようです。
鮎の風味は他の魚とは違って少し独特な香りですよね。鮎は別名”香魚”とも呼ばれ、きゅうりのような瓜系の香りが特徴とされています。
ですがこちらの天然鮎はきゅうりというより、仄かにスイカのような爽やかな香りがします!
一口目にかぶりついたときの皮目のパリッと感、ふっくらとした身、仄かに香る爽やかな香り。これらが他の魚とは違う、鮎の塩焼きの美味しさの要素なのかな・・・と素人ながらに思いました!
お腹の方は苦味があり好みが分かれる部位ですが、臭みはほとんど無いためこの鮎なら丸ごと食べられるという方も多いと思います!
私は少しずつ身と一緒に食べると丁度よい美味しさで味わえました。
珍味が大好きなとどさん曰く、この苦味が鮎のおいしさとのこと。 食の道は奥が深い・・・日々勉強ですね。
さてさてお次は柑味鮎です。 みかんの抽出物を食べて育てられた養殖の鮎ですが、天然鮎とはどのように味が違うのでしょうか・・・
おお!すごい!!
塩を振って焼いただけなのに、みかんの香りがします!
このくらいみかんの香りが広がるイメージです。(笑)
まるで焼き魚にすだちやレモンなどを絞った時のような味わいで、アユの塩焼きとも相性ピッタリ!そして天然鮎に比べると脂がのっていて、よりふわっとした食感です。
これは養殖により、天然よりも餌をたくさん食べて育ったためですね。
様々な地域で養殖のお魚の餌を工夫する取り組みがなされておりますが、ここまで柑橘の香りが感じられるお魚は珍しいと思いますので、ぜひお魚好きな方には一度食べていただきたい1品です!
○ 鮎の天ぷら蕎麦
次に一工夫加えて天ぷらにしてみましょう。
一般に天ぷらで食されるのは鮎の稚魚である稚鮎で、1尾丸ごと揚げられることが多いようですが、今回は成魚を使用するので捌いてから調理します!
卸し方はお好みで。
キスの天ぷらのように背開きにするのもオススメですが、今回は頭付きの三枚おろしにします。
卸した身にてんぷら粉を付け、170℃に加熱した油で3分程揚げます。
丸ごと食べられる鮎なので、骨は串にさして素揚げにしてみます!
他にもお好きな野菜を揚げましたら、良く油を切って盛り付けし、完成です。
美味しそうですね~!
今回はお蕎麦と合わせて、天ぷらそばにしていただきます!
鮎の天ぷら蕎麦
まずは天然鮎の天ぷらから食べてみましょう。揚げてもオレンジ色が綺麗ですね。
サクッとした衣と鮎の身のふわっとした食感が美味しいです。
揚げてしまうと風味が無くなってしまわないか心配だったのですが、天ぷらであれば風味も消えずに残るようで、柑味鮎もミカンの香りがちゃんとしますね!
そして驚いたのはこの骨の素揚げ。思い付きで作ってみましたが、なんと柑味鮎は骨だけでも柑橘の風味がするのです!
今回は揚げ時間が3分で少し骨が口に残ってしまいましたが、もっと長時間からっと揚げることで、とっても美味しいおつまみになる気がします・・・!
また、今回お蕎麦に使用したこのつゆは椹野川漁協さんで販売している「鮎だしつゆ」です。
鮎で作った魚醬を原料に使用しており、魚醬の風味が効いた深みのある味わいとなっています。
そばつゆや煮物にも使用できるこの商品は8月下旬以降に販売再開予定なので、気になる方は要チェックです!
鮎を天ぷらにする初めての試みでしたが、サクッフワッとした食感で、塩焼きとはまた違った美味しさが感じられました!
自然豊かな椹野川で育った美味しい鮎。 まずは塩焼きで食べていただきたいですが、せっかく10尾以上入っているセットなので、ぜひご自身でもアレンジを試してみてはいかがでしょうか?
天然鮎・甘味鮎セット 1㎏
税込価格:5.800 円(送料込み)
と、鮎についてまとめましたが、まだまだ記事は続きます。ここからは椹野川漁協さんで販売されている加工品の紹介です!
○ 天然鮎めし
中には「鮎は食べてみたいけれど調理が大変そう」という方や、「あまり家で焼き魚はしたくない・・・」という方も多数いらっしゃると思います。
そんな方向けにご紹介するのが、この「天然鮎めしの素」です!
この鮎めしはもともと、現地の椹野川漁協のイベントでしか食べられない「激レア人気メニュー」だったそうです。
しかし、新型コロナウイルス感染症の影響により、イベントが自粛されたことに加え、市場や料亭といった既存の卸先の注文が激減してしまいました。
そこで天然鮎の新たな販路開拓のために作られたのが、この「天然あゆ飯の素」です。
こちらは常温の商品で、1袋で2合分の炊き込みご飯を作ることができます。
本格的な鮎めしが簡単に作れるこのセット。さっそく調理していきましょう!
手順は簡単で、研いだお米に鮎魚醬を入れてかき混ぜ、鮎を上にのせて炊くだけです。今回はせっかくなので、土鍋を使用して炊いてみましょう! もちろん炊飯器でもOKです!
炊き上がったらしっかりと蒸らしてから、オープン!
パカッ
美味しそうな香りが食欲をそそります・・・。
ここで鮎の身をほぐして、軽く混ぜ合わせます。ちなみに鮎の身からはらわたは取り除いてあるので、苦いのが苦手な方でも安心して食べられますよ!
お椀によそって、大葉とみょうがをのせたら完成です!
天然鮎めし
薬味が入ると彩りも良くなり、見るからに美味しそうですね!
それではいただきます。
美味しい!
味付けが魚醬だけなのでシンプルな味付けになるのかと思いきや、鮎の旨味がしっかりと出ていて、優しい深みのある味わいです。
かといって鮎の身が出がらしになっている訳でなく、こちらも噛むほどに旨味と風味が出てきます。
乗せた薬味によって味に変化も出るので、箸が止まりません。
現地での「激レア人気メニュー」というのも納得の美味しさです!
今までは現地に行かなければ食べられなかった限定の食べ物が、遠出せずに自宅でも食べられるようになるのは本当に嬉しいですね。
とはいえ実際にその土地で食べるのはまた違った味わいが感じられるのでしょうか。 今年からイベントも復活しているようなので、いつか現地でも食べてみたいなあ・・・
天然鮎めし(2合用)3セット
税込価格:3,800 円(送料込み)
○ 稚鮎のおつまみ塩焼き
最後にご紹介するのは稚鮎のおつまみ塩焼き。一袋に4尾の小さい鮎が入っています。
この小さい鮎は河川への放流用に養殖された「稚鮎」で、放流されるほかにも一部が天ぷらや寿司ネタ用などの食用として出荷されるそうです。その稚鮎を1本ずつ串打ちして塩焼きにしたものがこの商品です。
こちらは既に加熱済みですので、袋から出してそのまま食べられます! せっかくのおつまみというわけで、日本酒と合わせていただきましょう。
お味は鮎の旨味とワタの苦味がギュッとまとまっているような感じで、こんなに小さい鮎でも、食べる部位ごとにしっかりと味が異なります!
尻尾の方は苦味が少なく、ジャーキーのように噛めば噛むほど旨味が出てきます。
お腹周辺は程よい苦味と旨味がありお酒が進みます。
頭の方は苦味が強めの独特な味わいですが、これがまた癖になる・・・
ザ・珍味というような味わいで、日本酒と合わせると最高の酒の魚ですね!辛口・甘口どちらのお酒にもマッチします。
酒飲みにはたまらないこちらの商品は6袋入りのセットで販売されていますので、お酒好きの方への贈り物にもご利用してみてはいかがでしょうか?
稚鮎のおつまみ塩焼き6袋セット
税込価格:2,700 円(送料込み)
▶ まとめ
今回は天然鮎と柑味鮎、そして鮎を使用した加工品をご紹介いたしました。
自然豊かな河川・椹野川で育った鮎は、脂の乗りも風味も大変良いお魚でした。
今回のようようのイチオシはなんといっても塩焼きですね!
天然鮎・柑味鮎のどちらも、パリッと焼けた皮目と脂の乗ったふんわりとした身が最高に美味しかったです。
柑味鮎は骨まで柑橘の香りがして、今まで食べたことの無い驚きがありました。 記事を読んでくださっている皆さんにもぜひ一度、この香りを実感していただきたいとオススメしたくなる商品です!
お手軽に調理できる鮎めしや、すぐに食べられる稚鮎のおつまみも絶品でした。それぞれセット品は送料込み価格になっているのも嬉しいポイントです。
自然豊かな風土で育った、美味しい鮎とそれを使用した加工品の数々。興味の沸いた方は椹野川漁業協同組合さんの店舗ページもご覧くださいね!
▶ 今回ご紹介した商品
▶ お店を見る
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『一本釣り地鰹のたたき』食べてみた
鰹のたたきはこちら
―【高知県四万十市】しまんと百笑かんぱにー
今月の食べてみた しまんと百笑かんぱに
みなさん、こんにちは。最近度々登場しがちな、たびふくの旅人、とどです。 ミーンミーン… 夏休み…
お盆ですね。
私は最近おうち飲み会にはまっておりまして、オリンピック観戦やゲーム実況を視聴しながら、美味しいものと美味しいお酒に囲まれたゆるやかなひと時を過ごす…そんな生活を繰り返しています。
そう、そんな時って、やっぱり特別な美味しい物を、みんなで囲んで感動を分かち合いながら食べたいんですよね。 そして、私は見つけてしまったのです。
鰹と共に生まれ育った高知県民をも唸らせるほどに美味しい、究極の、
鰹たたきを!\ドーン/
レポートの目次
注文してみた
開封してみた
観察してみた
準備してみた
塩で食べてみた
薬味と特製だれで食べてみた
漁師飯を作ってみた
お茶漬けで〆てみた
おわりに
鰹たたきを買う
注文してみた
今回注文するのはこちら。高知県のしまんと百笑かんぱにさん。百笑と書いて、「どめき」と読みます。いつもニコニコしている、とっても素敵な社長さんがいらっしゃいます。
高知の美味しいものを幅広く取り扱う地域商社さんですが、その中でもきらりと光るのがこちら。 ►一本釣り地鰹の藁焼きタタキ(旬凍)【送料込み】 ¥7,150(税込)
鰹と共に生まれ育った地元民すらも唸らせる、心底美味しい、こだわりの詰まった鰹のたたきと聞きつけました。そんなに美味しいの?!どんなこだわりなの?! しかし…
\7,150円/
冷凍便で送料込みとは言え…お高い。 気のせいか?いや、 うーん、やっぱりお高い。笑 これはちょっと躊躇してしまうお値段。しかし、本当に美味しい、究極の鰹だと言われてしまったらば、それは食べるしかありませんよね。 えぇい!!!注文してしまえっ!いかに美味しいのか、暴いてみせましょうぞ。 ということで、(ポチッとな。) …数日後
高知→長野へようこそ!
お魚の紙に包まれて、無事に到着しました。今回はクロネコヤマトの冷凍便です。早速、開封の儀へ!
開封してみた
(べりべりぃいいっ!!!)
\ぱかっ/
中にはタタキの美味しい召し上がり方と、
じゃん。はい、よくぞ、ここまでおいでくださいました。本日の主役、鰹のたたきさんです。 その他、鰹と一緒にくるまれていたのが、
▲ねぎ(高知県中土佐町産)
▲にんにく(高知県中土佐町産)※時期により生姜(高知県産)になります。
▲特製たたきのたれ
こんな感じで一式セットになっています。
薬味やタレがおうちになくとも美味しくいただける仕様。材料いらずでこれは嬉しい。
観察してみた
かつおのたたきは約400g(1~2節)ということで、時期により鰹の魚体が違うため節の数は異なるそうです。今回は大きな1節が入っていました。 鰹のサイズ感、気になりますよね。見ていきましょう。
両手で持つとこんな感じ。え?大きさがよく分からないですって? 仕方ない、ここはいつものオトモダチ、iPhone12を召喚。
並べてみるとこんな感じです。 そして、お決まりの
\iPhoneに鰹のせちゃいました/
夏だから、iPhoneも冷たくてちょうどいいカナ??(ジョブズにいつか怒られるぞ。)
準備してみた
さ、ここから美味しくいただくための準備をしていきましょう。 このカツオ、美味しさを追求するあまり、冷凍されているものの、賞味期限(美味しくお召し上がりいただきたい期限)は発送日から冷凍庫で7日間とのこと。 早い。冷凍だからと言って油断しないよう、お気をつけてくださいね。(解凍後はすぐにお召し上がりください!) まずは、冷凍カチカチの鰹を解凍していきます。こちらの指示書を見てみると、
~お召し上がりになる約3時間前に冷蔵庫で自然解凍、もしくは、袋のまま流水解凍~ とのこと。冷蔵解凍の方がドリップが出やすいと伺っていましたので、今回はおすすめの流水解凍を試してみます。
(じゃぁあああー)
ボールに水を張って、大体15分ほど放置。 ここで… \美味しい鰹たたきポイント★その1/完全に解凍せず、中に芯が残るくらいが◎ 完全に解凍してしまうと、カットする際、鰹がぼろぼろに崩れてしまうのだそうです。すこーし硬さが残るくらいが、綺麗にスライスしやすいということですね。ふむふむ。 触ると表面がぷよよっとする感じ、でも奥底には芯があるような冷たさを感じつつ、水から引き揚げてみます。(ここは直感で←)
解凍できたら真空パックを破って、
まな板の上へごろり。
渋 い 。
なんだか…かっこいいですね、鰹のたたきって。 さて、今回取り寄せたものは、鰹と言ったら高知県!の中でも、「鰹の国」と呼ばれる漁師町「中土佐町 久礼(くれ)」にて、地元の漁師さんが一本釣り漁法を用いて釣り上げた日戻り鰹を使用しています。
久礼はこのあたり↑
久礼には、400年以上も前から鰹の一本釣りの歴史があるそうで、文明が発展していく中でも一本釣りの手法だけは昔から変わらずに続いているのだそうです。 一本釣りは、体力も技術も必要とされますし、決して効率的な漁法ではありませんが、魚体が擦れないことや、引き揚げてすぐに保冷庫へ移動できることなどから、鮮度と身質の良さをキープすることができる漁法とされています。
そんな久礼にて釣り上げられた鰹を元漁師さんが目利きで仕入れ、新鮮なうちに見極めながら捌き、さらにそれを藁焼きにして瞬間冷凍していきます。
通常は、既に捌かれた状態の鰹を大量に仕入れ、それを焼き上げて出荷する鰹メーカーさんが多いとされていますので、本当に美味しいかつおたたきを届けたい!という強いこだわりがよく伝わってきます。 そしてこの藁焼きがまた、本物なんです。 実は藁焼きといっても、バーナーで既に焼かれた物を、最後にちょっとだけ藁で香り付けする、といった手法や、段ボール燃料で焼き上げる、なんていうものもあったりと、始めから最後まで藁で焼きあげる本物の藁焼きって、実は少ないんですよね。
今回いただくのは、一つずつじっくりと手焼きしていった、「100%わら焼き」です。
炎の熱さを忘れるほどに、全神経を使う仕事。
これは、圧巻…。 さらにはこの藁、無農薬で育てた地元のお米の藁を使用されているそう。絶妙な煙と炎のバランスを生む乾燥具合など、稲藁農家さんにひと手間もふた手間もかけてもらった逸品を用いて、焼き職人が心を込めて仕上げていくわけですね。
ここまでこだわりにこだわって、これは究極。まさに極みのたたき…。 いやはや、たっぷりとこだわりを感じたところで、益々そそられるわけで。準備を急ぎましょう。 いざ、カットの儀。と、その前に、
\美味しい鰹たたきポイント★その2/食べる直前にフライパンやバーナーで周りを温めると旨し◎ 既に焼かれている鰹ですが、高知県民情報によると、周りを温めて更にパリッと香ばしく調理するとなお美味しいとのこと。ふむふむ、やってみましょう。
(カチッ)
(ぼぉおぅううううーーー)
表面に、パチパチじゅわぁ~っと脂が浮いてきました。 そして、この香り!!!!!あたりに漂う香ばしい香り!!!!!(仕事中のみなさん、ごめんなさーい!)※会社内で撮影しています。 これは罪な香りを漂わせてしまいました。フライパンでもOKとのことですので、みなさんもぜひチャレンジしてみてください。 さ、温かいうちに急いでカット!
\美味しい鰹たたきポイント★その3/思っているよりも分厚く切ること◎(最低でも1㎝から)
(じゃきっ)
(じゃきじゃきじゃき…)
ふぁ~!!!
見てください、この断面。解凍具合がベスト!まだ芯が凍っている状態で、大変切りやすい。(自分の直感を褒めてあげる。)
ちなみにiPhone比較でこんな感じ。今回は思い切って、2㎝くらいにカットしてみました。ばらつきはご愛嬌~(雑) これを慎重に盛り付けて…
~なんということでしょう~ 美しい。美しいタタキ。
塩で食べてみた
とにもかくにも、まずは塩たたきで食べるべし、と高知県民。
それに従って、粗塩を用意。
(ちりちり…)
きらきら光る塩と、美しすぎる鰹。 それでは心して、
\いただきます/(口元がゆるんでいる)
… ほ… ほわ~… ほわわ、美味しい。 なんとも。魚の生臭さやえぐみは一切なく新鮮で、何よりも藁の香ばしさが素晴らしい。それも、ただ香ばしい、ということではなく、焼いたことにより鰹の旨味を奥底からぐわぁ~~~っと引き出してくれているような感じ。皮周りを噛み締めると、どんどん旨みが溢れてくるものだから、これまた面白い。 土佐沖で獲れた「地鰹」は、脂のりは程良く赤身はモッチリと弾力があり、甘みとうま味を豊かに蓄えているのが特徴。確かに、弾力が、すごい。 いやはや、これは大人な一口です。高級で、深みのある、幸せな一口。 塩たたきは、昔から漁師さんが食べていたものでしたが、近年人気で定番の食べ方になったそうです。シンプルに素材を楽しめるので、これは必ず試していただく事をおすすめします。
薬味と特製だれで食べてみた
付属の薬味(ねぎとにんにく)に加えて、玉ねぎ、生姜、みょうが、大葉を揃えてみました。
それぞれの薬味をカット。
(トントントン)
こんな風に薬味を添えてもよし。※にんにくスライスは良く聞く食べ方ですが、生姜も刻むのではなくスライスして一緒にいただくのだそうです。(知らなかった!) また、高知の郷土料理である「皿鉢(さわち)料理」風の盛り付けアレンジにも挑戦。作り方はいたってシンプル!
まずは玉ねぎをお皿に敷いて、
鰹をお皿いっぱいにずらり。
みょうが、ふわり。
にんにく、ころり。
ねぎ、ぱらり。
大葉と、生姜をふぁさり。
完成。見映えが良いですね。
こんな感じでセッティングすれば、おうち飲みがより一層豊かになります。
(日本酒を忘れず、これ重要)
お好きな薬味を添えて、ちょっとずつたれに付けても、たれをそのままお皿にかけても良し。自分の好きな食べ方、組み合わせを探しましょう。
(付属のたれも、柚子が効いていてさっぱり美味しい~!) ちなみに、私が一番ハマったのは…
\塩にんにく/
鰹1切れに対して、にんにく1スライスでいただくのが基本だそうで、塩も合わせて食べてみれば、それはそれは美味しいこと。 生にんにく…と思うかもしれませんが、意外にもにんにくの主張はそれほど強すぎず、鰹と良い感じに調和してくれます。(鰹の味が濃いからバランスが良いのかな…?)
漁師飯作ってみた
これだけはどうしてもやりたかった。そう、
\漁師飯/
漁師さんたちは、ごはんの上に鰹をどわ~っと乗せて、その上に薬味を散らして豪快に掻き込むのだそうです。なんて素敵なレシピ。
(つー…ッ)
とタレをかけて、いざ、いただきます! と思いきや、そこに現れしもの。 そうです、
\マヨネーズ選手/
マヨ
ビーム!!!!!!
なんと、若い漁師さんはここにマヨネーズを「ぶっかける」のだそう。マヨネーズ…かけちゃうんですね。きゃー!いざ、実食!ドキドキ。
…くぅ~~~ これ…はなんと罪深い。今まで、鰹とマヨネーズを合わせてこなかったことを悔いる私。 鰹の奥深い旨味、薬味のしゃきっとした食感、たれの爽やかな香りと酸味、これらをマヨネーズのまろやかさで一まとめに包み込む…。 …ありがとうございます。 \食べるとは、なんと素晴らしきかな/
お茶漬けで〆てみた
ここまで大感動の嵐ですが、最後に、高知の宴会翌日定番料理「かつおのたたき茶漬け」を作って、しっかり〆ていきたいと思います。
ご飯+鰹たたき+薬味+塩に、
つー…ッとお湯をかけるだけ。
鰹が温まって、ほんのり白くなりました。さ、いただきましょう。
(ずずぅーッ。)
???!!??!
これは、最後の最後で驚き。 ずぼら精神がゆえに、お出汁やお茶を用意せずにただのお湯をかけてしまったのですが、これがなんとまぁ、正解でした。(ずぼら万歳!) なんとこの一瞬で、とーっても上品かつ濃厚な鰹出汁がでてきたのです。
ひょえ~っ!してやられたり。 鰹の旨味を隅から隅まで堪能できるお茶漬け、これはぜひみなさんに一度ご体感いただきたい食べ方でした。
おわりに
これまで高知県を旅した際も、様々な場所で、様々な食べ方で鰹を頂いてきましたが、今回の鰹のたたきは現地で食べた感動に匹敵する、むしろ、それを超えるくらい?!の美味しさがある、本物の鰹でした。 中々のお値段ではありますが、こだわりにこだわり抜いたこの味は、一度は経験する価値があると思います。また、食べることが好きな方への贈答品としても、喜ばれること間違いなしでしょう。 あぁ、なんと奥深き、KATSUO。 みなさまもぜひ一度、お試しください。
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一本釣り地鰹の藁焼きタタキ(旬凍)【送料込み】税込価格: 7,150 円
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- 和歌山がたっぷり詰まった
『クラフトビール』飲んでみた
ビールはこちら
―【和歌山県和歌山市】和歌山ブルワリー
今月の食べてみた 和歌山ブルワリー
みなさん、こんにちは。たびふくの旅人「とど」です。 夏…ですね。 う~ん、毎日暑いこと暑いこと。みなさんお元気でお過ごしでしょうか? さて、暑い夏…といったら…?? 海(スキ)スイカ(スキ)花火(スキ) そして
冷たいビール(ダイスキ)
今回は、「食べてみた」ではなく「飲んでみた」ということで、おすすめのクラフトビールをご紹介していきましょ~う!
レポートの目次
注文してみた
あがら、とは?
ビール豆知識
6本それぞれ飲んでみた
おわりに
ビールを買う
注文してみた
注文するのは、和歌山城のお膝元で、飲食店併設のクラフトビールメーカーを営む、和歌山ブルワリーさん。オリジナルクラフトビールブランド「AGARA CRAFT」を展開されています。
\こんにちは/
注文したのはこちら、
►【ビール】AGARA CRAFT おすすめ6本セット ¥3,570(税込)
\ポチっとな/
素敵な段ボールに包まれ、和歌山→長野へやってきました。
\AGARA CRAFT/
箱の側面に、地図がありましたよ。本当に和歌山城のすぐ近くにあるんですね。 これまで全国の生産者さんを訪ねて旅をしてきましたが、まだ和歌山には行けていないんですよね。行ってみたいな~。 高まる気持ちを抑えながら、いざ…オープン!
\パカッ/
素敵なチラシがお目見え。
よいしょ、よいしょっ。今回は6本セットということで、ずらり、並べてみました!!
\じゃーん/
…か、かわいい!!ラベルに統一感があり、カラフルで素敵です。
(YUZUもある!)
あれ、よく見るとラベルに細かい文字が…
はがい…おもしゃいよ…ほいだら…じでこ…
…△●□※◎!!?!
なんと、びっしりと、和歌山の方言が刻まれていました。和歌山県民のみなさまは、この言葉をスタンダードに使われているのでしょうか…?
あがら、とは?
あ…!
\あがら発見!/
「あがら」は「私たち」という意味。つまり、「AGARA CRAFT」は「我らのクラフトビール」ということですね!なるほどメモメモ。
「我らのビール」というだけあって、“ALL WAKAYAMAを目指して”をコンセプトに、ビールの原料を全て和歌山で担えるよう日々活動をされているとのこと。でもでも原料全てって…結構大変なことでは…?!汗
それがなんと…
●麦芽…原料となる大麦においては、みなべ町にて本年秋からの栽培が決定済み、小麦においては、和歌山市梅原にて2年前から栽培に取組み、醸造に必要な精麦まで成功●ホップ…高野山の麓富貴地区の耕作放棄地にて、ホップの栽培を2年前から開始●酵母…近畿大学と桜酵母の共同開発し、2020年春、紀三井寺の桜の標本木から抽出●水…豊かな自然の恩恵をうけた紀ノ川の伏流水である地下水を使用●地域産品…桃・柑橘類・山椒・みかんなどを使用した付加価値商品の製造実績 こ、これはすごい。 和歌山が…これでもか!と詰め込まれているビールなのですね。う~ん!和歌山愛を感じます。いずれ、麦芽も含め、すべて和歌山県産で揃う日が楽しみですね。これは旅する気分を味わえそうな予感。 早速1本ずつご紹介していきましょう。と、その前に…!!!
ビール豆知識
今回取り寄せた6本のビールは全て、アルコール度数5.5%・ミディアムボディになるのですが、それぞれの苦みや色味は異なります。参考までに、次の2つの指標を用いて比較していきますので、ご存知ない方はぜひこの機会に覚えておくと、今後ビールを選ぶのがもっと楽しくなるかもしれませんよ✨
❶ IBU(International Bitterness Units):日本語では国際苦味単位と呼ばれる、苦味の度合いを示す指標。ホップの使用量や煮込み時間、成分の含有量によりIBUの値が左右され、数字が大きいほど苦味が強くなる。
ビアスタイル別だとこんなイメージ。(参考値です!)
例えば普段よく見かけるビールを調べてみると… ●バドワイザー:IBU10●アサヒ スーパードライ:IBU16●キリン 一番搾り:IBU21●サッポロ黒ラベル:IBU21●サッポロ エビス:IBU25●インドの青鬼:IBU56 という数値に。(違っていたらごめんなさい!)
日本で特に飲まれるスタンダードなビールはIBU20前後が多いんですね。ただ、苦みというのは甘みや酸味のバランスによって、また、その日の体調やそれぞれの嗜好によっても感じ方は様々です。あくまでも一つの指標として、参考にするのが良いでしょう。
❷ SRM(Standard Reference Method):日本語では標準参照法と呼ばれる、ビールの色の濃さを示す指標。原材料の麦芽に由来し、2~70までの数字が大きくなるほど色が濃くなる。
色味の数値はこんなイメージ。(参考値です!)
ビールには、色の指標もあるんですね~おもしろい世界…私ももっと知りたい!苦味と色味の指標、ぜひ覚えてみてください。
6本それぞれ飲んでみた
豆知識を蓄えたところで、1本ずつ飲んでいきましょう。
►【ペールエール:Pale ale】★IBU:21/SRM:13
高品質なモルト麦芽と香り高いホップをブレンドしたアメリカンスタイル。上面醗酵エールタイプです。
柑橘の香りや完熟りんごを思わせるフルーティーさがあり、優しい苦みとモルトとの調和がとれたバランスの良い味わい。THE・スタンダード!といった感じで、よーく冷やしてゴクゴク飲んだら最高ッ!
牛肉料理やトマトなどの酸味を生かしたイタリアン。甲殻類にも◎
►【インディアペールエール:India pale ale】★IBU:21/SRM:13
ペールエールをベースとし、よりホップを効かせたIPA(India pale ale)。本来のIPAはアルコール度数を高めに作りますが、このIPAは日本人になじみやすいようにアルコール度数を通常のビール(5.5%)と同じ設定にしています。
ホップの香りが駆け抜ける爽やかな味わいがありつつも、アップルマンゴーを思わせるトロピカルな香りが特徴的です。一般的なIPAよりも苦味は控えめで、マイルドさを感じました。
►【ヴァイツェン:Weizen】★IBU:6/SRM:6
通常は大麦麦芽を使用しますが、このヴァイツェンは小麦麦芽を50%以上使用したジャーマンスタイル。
ホップの苦みを控えめに抑え、小麦の柔らかな甘み、バナナやクローブの香りが楽しめます。ほんのりと香ばしい香りも隠れています。苦いビールが苦手と言われる方にはピッタリな味わい。味が濃い~!
そしてこれがですね、マッチしたのですよ。
牛タンに。
特に、ミルキーな脂のりの良い牛タンとぴったり!!
(牛タン食べてみた も見てネ!)
記事を読む
►【ピーチエール:Peach ale】★IBU:6/SRM:3
和歌山のあら川の桃を二次発酵時に加えた、和歌山の夏にしか飲めないフルーツビール。
え??桃?甘いの??と思いきや、甘くはありません。芳醇で高貴な香りが広がり、みずみずしい桃の風味にうっとり。色味は今回のラインナップの中で最も淡く、綺麗なイエローです。
クリームチーズとジャムのカナッペ、焼き菓子なんかも良いかも!
►【ミカンエール:Mikan ale】★IBU:21/SRM:7
フルーツ王国和歌山の名産『有田みかん』を使用したフルーツビール。
ミカンの爽やかな香り…こちらも甘いわけではありません。そこまで主張が強すぎることもなく、ビールなんだけど、ふわぁ…っと、みかん香る…!ような。 白身魚にきゅっと柑橘を絞って、合わせてみたくなる味わい。
►【ゆずエール:YUZU ale】★IBU:21/SRM:5
和歌山県の龍神村や古座川町産の柚子を、黄色い皮部分のみ手作業で丁寧に処理して使用。柚子の爽やかな香りを残しつつも、苦みを抑えたさっぱりとした仕上がり。
心地よい柚子の香りが爽やかに口いっぱいに広がります。それでもほかの料理の邪魔はしない、むしろお料理を引き立てる味。 和食と◎◎特に新鮮なお魚を使った料理にあわせるのがおススメ。
おわりに
今回出会えた、6本のビールたち。それぞれに素材や味わいの違いがあり、どれも美味しくいただきました。悩ましいところではありますが、 私的AGARA CRAFT No.1は…
\インディアペールエール/
でした!!!
苦味はありつつもまろやかで、フルーティーな香りにイチコロ。お料理の合わせがいがあり、食卓に厚みがでる、そんなビールだなと思いました。(どのビールも、美味しいんですけどね!!!) AGARA CRAFTさんでは、1本ずつ好きな組み合わせもできますし、新たなビールセットも続々登場しています。ぜひ、みなさんもお好みの1本を探してみてください。
あ、ちなみにこのセット、ビール好きさんは絶対に喜ぶプレゼントなので、贈答品にもおすすめします。(私もとても喜びます。お待ち申し上げております。)
はっ!今なら8/16まで555円クーポンを配布中ですので、こちらもぜひGETしてくださいね!どなたでも使えます◎ 「夏休み、お年玉あげるよ、ゴーゴーゴー!555!クーポン!!!」はこちらから↓
そんなこんなで、
みなさんの素敵なビールライフに、
(とととととと…)
\カンパイ!/
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【ビール】AGARA CRAFT おすすめ6本セット税込価格: 3,570 円
【ビール】AGARA CRAFT 飲みごたえ3本セット税込価格: 1,680 円
【ビール】AGARA CRAFT フレーバー3本セット税込価格: 1,810 円
【ビール】AGARA CRAFT こだわり6本セット税込価格: 3,390 円
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- 五島列島・壱岐・対馬

■五島列島
世界遺産に登録されている五島列島。北部にある新上五島町は「上五島」、南部にある五島市は「下五島」と呼ばれています。古くから潜伏キリシタンが移り住み、信仰が根付く島々です。
【浜口水産】五島ばらもん揚げ
【アグリ・コーポレーション】安納芋ポタージュ
【中本製麺】五島手延うどん(椿うどん)
【丸宗水産】くじらのお刺身
【大河内商店】椿鯖スープ
【グリーンティ五島】五島つばき茶
【ごと】五島の鯛で出汁をとったなんにでもあうカレー
【しまおう】島すり身(あご)
【五島ななたけファーム】桑茶リーフ
【真鳥餅店】かんころ餅
【鯛福丸水産】朝獲れ鮮魚セット
【五島さざなみ農園】五島地鶏しまさざなみ丸鶏セット
【五島列島あぜつeショップ】五島列島産クエ鍋セット
【五島列島酒造】五島芋・五島麦(焼酎)
【新上五島町観光物産協会(地域商社)】いわ瀬かんぼこセット
【ますだ製麺】五島手延うどん(彩うどんセット)
【浜崎製麺所】五島手延うどん(濱の岬ギフト)
【有川町漁業協同組合】金の焼あごだし
【長崎五島うどん】五島手延うどん(唐風)
【小島商店】スプラウトにんにく
【やがため】塩(New-STANDARDシリーズ)
【マルマス】五島手延うどん 麺三昧
【五島の椿】五島の醤(魚醤)
【椿乃】五島の滴(食用椿油)
【勝栄水産】養殖ヒラマサフィーレ
■壱岐
長崎県の壱岐島。福岡県と対馬の中間地点に位置しています。中国の歴史書「魏志倭人伝」や日本の「古事記」にも出てくる、歴史ある島。
【平山旅館(壱岐もの屋)】天然鯛の鯛茶漬け
【猿川伊豆酒造】長崎街道プレミアム(焼酎)
【壱岐美食企画】長崎県産 ふぐ鍋用セット
【メイリ・カンパニー】うにアヒージョ
【壱岐水産】粒うに塩
【若宮水産】さざえカレー
【壱岐オリーブ園】エキストラバージンオリーブオイル
■対馬
長崎県にある対馬島。朝鮮半島に近いため、古くより大陸との交流の窓口の役割を果たしてきました。韓国と日本を結ぶ、玄関口となっています。
【うえはら】骨まで食べるあじ開き
【つしま大石農園】対馬紅茶プレミアム
【つしまコノソレ】海と山のおつまみ
【對馬醤油江口】まるごと対馬だし醤油の素
【江崎泰平堂】かすまき
【翔栄(對馬原木しいたけ)】原木しいたけ
五島列島・壱岐・対馬とつくり手
JAPAN FOOD ISLANDSという活動があります。私たちは通称「離島プロジェクト」と呼んでいますが、
離島振興と地方創生を目指し、日本を豊かな食列島にする
を目指した活動です。
日本には、人が暮らす島が400を超え、そこには豊かな自然と食の恵みがあります。島の方々は何代にも渡り、島の食文化や暮らしを育み、伝え続けています。それを応援しようというのがこのプロジェクトです。
実は、久世福商店はこの活動に賛同し、この夏に長崎県の壱岐・対馬を訪問しました。その折に海の幸、島の幸のおいしさに驚いて、これを全国の皆さんに届けたいと思いました。
一方でみなさんがコロナ禍で食材の行き先を失いつつありとても困っている、と聞き、「一日も早く売り場を提供しなくては―」そんな思いに駆られました。それが、「旅する久世福e商店」立ち上げの一番の契機となりました。ですから、島は「旅する久世福e商店」の生みの親でもあります。
五島列島
五島列島には、長崎や天草の潜伏キリシタンの里として世界遺産に登録された集落があり、島にはいくつもの美しい教会があります。そして、海。オレンジの夕陽がゆっくりゆっくり海に落ちていく様に、思わず立ち尽くしてしまいました。
海に囲まれた島だから、お魚がおいしいのはもちろんですが、天然のお魚だけではなく養殖にも意欲的に取り組んでおり、牡蠣やクロマグロ、ブリなどなど、おいしいものがたくさん。
そして特筆すべきは「あごだし」です。秋の北風にのってやってくる飛魚(あご)を「焼きあご」にし、だしをとる。五島の「焼あごだし」は上品な旨み、風味豊か、黄金色のすき通った出汁が特徴で、毎日の味噌汁や正月の出汁として重宝されています。
また、五島列島は、中国から日本にうどんが伝来した土地と言われており、この土地に根付いた五島うどんの製麺屋さんが何軒もありました。びっくりするほど「つるつるっ!」。乾燥を防ぐために椿油を塗ることで、こののどごしが生まれます。
おやつには「かんころ餅」。かんころは干し芋、昔からこの地ではさつま芋を干し芋にして保存し、大切に食べてきました。その干し芋を蒸して戻し、餅に練ったもち米と混ぜて作ったのがかんころ餅です。「かんころ」がカトリック信者の伝統的な食でもある、といういわれを知って食べると、また格別です。
https://www.youtube.com/watch?v=hm-I9E0h30c
https://www.youtube.com/watch?v=dRgFz5PN8dQ
https://www.youtube.com/watch?v=CqL3n3GeDbA
https://www.youtube.com/watch?v=VVSGczhrngQ
https://www.youtube.com/watch?v=PcnXjotLD0o
壱岐・対馬
五島列島が世界遺産の島であるなら、壱岐・対馬は日本の神話の島々。『古事記』や『魏志倭人伝』までさかのぼります。日本を護ってきた、という人々の自負が今も感じられる、神々が宿る島です。
絶品あなごやうに、伊奈さば、するめいかなどの、海の幸がとにかく素晴らしい。そして見渡せば、壱岐オリーブや約35万本にも及ぶシイタケの原木栽培など、チャレンジャーがたくさんいらっしゃいます。対馬紅茶の作り手や、対馬に一軒しかないお醤油屋さんにも出会いました。
壱岐、対馬のみなさんは、割とシャイな方が多いとお見受けしました。でも、一度心を開いてくださると、どこまでも温かい。島を訪問した時、ちょうど台風とぶつかって、一晩ホテルも停電したことがありました。心細いでしょうと、生産者の方がホテルまで差し入れを持ってきてくださったときには、お心遣いにほろり。
https://youtu.be/OLf4eSxz7Zg
https://youtu.be/QqGtaGX3nwg
新しいチャレンジ、続々
五島うどんや島すりみなど島の伝統的な食を伝える産品があるかと思えば、新しい感性でのモノづくりをされている作り手にも何人も出会いました。
五島牛、しまさざなみ鶏や、地元の自慢の産品を使ったプレミアムカレー、地元の食文化を伝えたいという椿鯖スープ(これは日本中探してもここだけでしょう!)、こだわりの鯛茶漬け、レオタードの海女さんが獲ったウニを使ったアヒージョも。海水の冷たさが伝わり、長時間潜れないレオタードで海に潜ることによって、乱獲を防ぐのだそうです。新しい感性が少しずつ花開き、島を盛り上げていきたいと思う気持ちがひしひしと伝わります。
▲椿鯖スープそばやうどんと合わせるとおいしい
▲うにアヒージョ
海を守りたい
漁師さんや塩作り職人さんなど、海の産物にかかわる方たちは海の変化に敏感です。海水温の変化はすぐに水揚げに直結します。プラスチックも、実際海を見ていて見かけました。こんなところにもプラスチックスープの海の脅威が迫っています。
でも、たとえば五島のやがためさんのお塩は、フィルターによってマイクロプラスチックを除去できている、とのこと。また壱岐では、磯焼けの原因になっているガンガゼ雲丹の加工品を研究し、製品化にこぎつけた作り手に出会いました。食だけではなく、殻の活用も実用化されている。
未来に美しい海を残したい、おいしい海の食文化を伝えたい。そのための試みや努力をしっかりと重ねている生産者のみなさんの熱い思いに、心を揺さぶられました。
雇用を生みたい
「島の9割の子供たちが、高校を卒業すると島外に出ていくんです」島に残りたくても仕事がない、というのが一番の理由。島に残ってほしい、戻ってきてほしい。これは島の人たちの強い願いです。そのために「雇用を作ろう」という思いで頑張っている人たちがたくさんいます。島の中だけではなく、広く販路を求め、東京や海外に目を向けている、視野の広い若手も頑張っています。
五島、壱岐、対馬。それがブランドになる日を目指して。そして、都会の人から「島暮らしってかっこいいね」と言われる日を夢見て。
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