このあごごまですが、原料調達から、瓶詰、出荷まですべて当社で行っております。
そんな中でもとても大変なのがやはり製造です。
このあごごまを製造できるのは二人しかいません。
社長の田中と、S君というスタッフです。
このS君は17歳の時に高校(養護学校)の実習でやってきました。 卒業の時、進路をどうするかの選択時、当社に入社することを決めてくれました。
それから12年が経ちます。
飲食業をやっていた時は厨房で、 当社が事業譲渡をし、水産事業に絞った際に魚の取り扱いを一から学び、頑張ってくれました。
S君のひたむきな仕事に対する姿勢、そんな姿が時に私たちを励まし、支えとなってくれました。
そんな彼がつくったあごごまが、賞を戴けたというのは 特に感慨深いものがあります。
もちろん、表彰に行くのはS君です。
田中は付き添いです。
こんなことを投稿するのもどうかとは思いました。
しかし、 モノをつくるというのはどちらかというと人から見えにくい、人に直接的に評価されにくい役割です。
商品は様々な背景、ストーリー、関わる人、その想いが込められてます。
少しでもその関わる人(製造する人)がどんな人なのかを知ってもらえれば幸いです。
あごごまは、地域課題の改善と、生産者、製造者のやりがいを高めることと、消費者の食の喜びを繋げることを目的として創りました。
それが産業の活性、発展につながっていくことなのだと。
ミライへ繋ぐ おいしいを創る。
表彰を戴くことはとてもありがたいことではありますが、それが目的ではありません。
本来の目的を大切にし、S君と、そしてスタッフ皆と これからも その目的のため がんばります。
株式会社SOL JAPAN
田中真一